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09月14日-03号
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  1. 瀬戸内市議会 2005-09-14
    09月14日-03号


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    平成17年 9月第5回定例会平成17年第5回定例会               瀬戸内市議会会議録            平成17年9月14日(水曜日)            ───────────────            出 席 議 員 ( 24名 )     1番  島  津  幸  枝      2番  原  野  健  一     3番  藤  原  忠  義      4番  茂  成  敏  男     5番  松  本  和  生      6番  小 野 田     光     7番  田  中  伸  五      8番  石  原  芳  高     9番  馬  場  政  敎     10番  小  谷  和  志    11番  堤     幸  彦     12番  廣  田     均    13番  日  下  敏  久     14番  室  崎  陸  海    15番  久 保 木     彰     16番  木  村  晴  子    17番  谷  原  和  子     18番  木  下  哲  夫    19番  山  本  博  宣     20番  赤  木  賢  二    21番  奥  村  隆  幸     22番  中  村  勝  行    23番  山  口  光  明     24番  柴  田     巧            ~~~~~~~~~~~~~~~            欠 席 議 員 ( 0名 )            ~~~~~~~~~~~~~~~            説 明 の た め に 出 席 し た 者   市長      立 岡  脩 二    助役      東 原  和 郎   助役      増 本  好 孝    教育長     小 林  一 征   総務部長    佐 藤  伸 一    企画部長    日 下  英 男   市民生活部長  青 山  始 正    保健福祉部長  山 下  卓 男   産業建設部長  野 崎  一 正    上下水道部長  上 田    敏   病院事業部長  俵    作久雄    教育次長    盛    恒 一   消防長     太 田  英 晴    牛窓支所長   楽 善  朝 則   長船支所長   小野田  和 義    監査委員室長  中 山  しをり            ~~~~~~~~~~~~~~~            事 務 局 職 員 出 席 者   局長      山 本  正 顕    次長      森    直 人   主査      森    久 子    主査      山 本  正 樹            ~~~~~~~~~~~~~~~            議 事 日 程 (第 3号) 平成17年9月14日午前10時0分開議1 一般質問            ~~~~~~~~~~~~~~~            本日の会議に付した事件質問通告事項(発言順序1番~7番)            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前10時0分 開議 ○議長(中村勝行議員) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は24名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 一般質問 ○議長(中村勝行議員) 日程1、一般質問を行います。 今期定例会の一般質問は、前回と同様、各議員の発言時間は質問、答弁を含めて60分を制限といたします。また、質疑の回数は3回を超える場合、これを許可します。 質問は対面方式とし、質問者は登壇して質問席で最後まで質問を行ってください。答弁中は質問席のいすに着席してください。 答弁は、第1回目の質問に対しては登壇して登弁席で行い、第2回目以降は自席で行ってください。 発言順序並びに各議員の質問の要旨については、一覧表にしてお手元に配付しておりますとおり20名の方から通告を受けております。 本日の一般質問は、発言順序1番から7番までを予定しております。 それでは、通告に従い順次発言を許可いたします。 まず初めに、発言順序1番の11番堤幸彦議員。            〔11番 堤 幸彦議員 登壇〕 ◆11番(堤幸彦議員) それでは、まずトップバッターといたしまして通告の順に従って発言をさせていただきます。質問をさせていただきます。 1つのテーマの方は、高齢者のまちづくりへの参画促進策についてということで、瀬戸内市表彰規則の一部改定をしたらどうだろうかと、このような考え方でございます。若干、具体的に説明もさせていただきますし、考え方を申し上げまして市長のご所見を承りたいと、このように思っております。 住みよいまちづくり、住みよい瀬戸内市の創造、これを目指して取り組んでいくわけでございますけれども、行政としてもいろいろの知恵を絞って、創意工夫をしながら政策の中に反映させていく、これは当然のことでございますけれども。また同時に、住民、市民の方々お一人お一人の自覚と協力、これも必要だと、このように思っております。自分たちの住んでいるまち、自分たちが住んでいる地域でありますから、当然のことと言えば当然なんですけれども、そのような考え方が必要であろうと。まして、この少子高齢化の時代でございます。また、財政難、極めて厳しい財政難の時代でもございます。とりわけ、この財政の健全化に向けての取り組みにつきましては、もう待ったなしの状況ではなかろうかと、このように思っております。 国、地方を合わせまして約1,000兆円にも及ぶんではなかろうかと、このような財政赤字額ですね。これはまさに天文学的な数値でございますけれども、いずれにしてもこれは返済をしていかなきゃいけない。そうなりますと、もう返済には打ち出の小づちはないわけでございますから、増税によるか、あるいは行政改革等、あるいは財政規模の縮小によって削減をすると、歳出を削減すると。恐らく、この同時進行の形でこれが進められていくということで、地方自治体としても極めて厳しい環境下にあると言わざるを得ないと思います。 このような中で、まちづくりを我々はしていかなきゃいけない、瀬戸内市づくりをしていかなきゃいけないということでございます。極力そのコストを削減しながら、この所期の目的を達成する工夫、アイデアが必要になってくると、このように思っております。 もちろん、事柄、事の内容によりますけれども、私はこのときに、住民力、住民の方々のパワーをいかに行政に、行政にといいますか、住みよい地域づくりのために発揮していただくことができるのかと。まちづくりをしていく上で、私はこのことが一つのポイントになるんではなかろうかと、このように思っておるわけでございます。 これは、まちづくりに参画というよりも、むしろ主体性をもって、自分たちが住んでいる、自分たちの地域は自分たちの手でつくり上げていくと、そういう気持ち、心構えになっていただくということが、そういう心構えになっていただくことができるかどうかというのが一つのポイントであろうと、このように思っております。 現在でも、住民の方々にいろいろな面でご貢献をいただいているところではありますけれども、さらにより大きな力を発揮していただくためには、どのような方策があるのかと、こういうことでございます。 私は注目したいと思いますのは、この住民力の中で高齢化社会でございますから、この高齢者の方々に一つのポイントがあると、このように思っておるわけでございます。 現在、瀬戸内市におきましても高齢化率が24.9%、65歳以上の方が高齢者の割合が25%ですね、ざっと。4人に1人が高齢者という位置づけになっておるわけでございますけれども、日本人の私どもの健康寿命、だんだん伸びてまいりました。 私は、かねてから考えて思っておるんですけれども、健康寿命がだんだん伸びてきておりますから、60歳、65歳は、私は高齢者ではないと、高齢者という国、地方も位置づけをしているわけですけれども、これはちょっとおかしんじゃないかと、このように思っておるわけでございます。もちろん、個人差はあると思いますけれども、75歳ぐらいまでは精神的にも肉体的にも十分に活動能力を備えていらっしゃる、そういう方が多いと、このように私は思っております。 この高齢者と呼ばれておる方々のパワーの活用、活用というのはちょっと語弊があるかもわかりませんけれども、地域づくりに生かしていただくと。この視点を無視しては、このまちづくりというのはあり得ないんではなかろうかと。これから特に少子高齢化の中、あるいは財政難の中、どうしてもここに一つポイントを置く必要があるんじゃなかろうかと、このように思っておるわけでございます。 その場合に、何かいい方法はないだろうかというのが今回のこの表彰制度の活用、これが有効なのではなかろうかと思っておるわけでございます。モチベーションといいますか、動機づけとして役立つのではなかろうかと、このように思って提言をさせていただいておるわけでございます。また同時に、既にご貢献をいただいてる方々に対する顕彰の意味というのも、当然これはあるわけでございます。 そこで、この内容でございますけれども、瀬戸内市の表彰規則の第3条第1項を改定し、次の内容を盛り込むということで、私これ書いておりますけれども、これはむしろこの現在の規則に不備があるということじゃないと思っております。したがって、この規則を条例に格上げをしまして、施行規則のようなものを下へつけた方がいいんじゃないかと、このように思っておるわけです。この規則の制定上のテクニックについては、いろいろとご検討をいただければよろしいかと思いますけれども、趣旨はご理解いただいて、ご判断をいただけたらと思います。 まず、1点としまして、毎年1回一定の時期に表彰を行うと。これは今の規則の中に明記されておりません。これは運用になると思いますけど、ここが1つのポイントで、毎年100名程度を表彰したらどうだろうかと。まだ瀬戸内市できたばっかりで実績もないわけで、どの程度というのも私も承ったことはないんですけれども、恐らくこんな数は想定されてないと思います。団体も含めるわけでございますから、個人、団体含めて100件程度を表彰したらどうだろうかと思っております。その単位を地区単位、大字単位ぐらいに、いわゆるコミュニティ活動の地域活動の単位、それを単位にやっていくと。ただし、大きな地区と小さい人員の地区といろいろあると思いますから、その辺に不公平のないように考えていかなきゃいけない。 毎年100人ということになりますと、瀬戸内市の人口4万人でございますから、400人に1人というような割合で大きな地区、例えば福元の団地のようなとこは大きな地域になっておりますから、その割り算をして何人か、3人とか4人とか、そういうことでやっていったらどうだろうかと。あるいは、ごく小さい活動地域もあると思いますけれども、400人に満たないようなところ、これは2年に1回とか、そういうふうな基本になるようなことは取り決めて、内規のような形で取り決めていった方がいいんではなかろうかと、このように思っております。 それから、2番目に表彰の内容、対象内容を具体的に表記すると。これは現在の規則の中でもかなり具体的には書いてあるわけです。ちょっと読んでみますと、第3条の第1項なんですが、「市の経済、文化、教育、保健、衛生、社会福祉、その他公共のことに寄与し、その功労が特に顕著なもの」と、こういう項目になってるわけですね。もう少しこの細則化の中で具体的に表現した方がいいんではなかろうかと、このように思っております。そういうことで、ここへ書いておるわけです。「コミュニティ活動、福祉活動、健康の維持増進活動、教育活動、生活環境の維持改善活動、事故、災害の防止活動、産業の振興活動、公共施設の保全活動、文化活動、市財政の健全化活動、その他公共のことに寄与し、その功労が顕著な個人並びに団体とする」と、こういうことで、具体性があった方が市民の方が見られてわかりやすいんではなかろうかと、このように思っておるわけでございます。 この中には、特に高齢者という文言は入っておりません。入っておりませんけれども、内容からして実質的には高齢者が対象、主体になるんではなかろうかと、このように考えております。当然、今のこの表彰の内容の中には、高齢者でない若い方が貢献なさっていらっしゃる方もあるわけで、これは当然表彰対象になるわけでございますから、そんなことでございます。 それから3番目として、この表彰規則の8条に広報紙での公表というのがございますけれども、これもやはり具体的に市民の方が広報紙をお読みになられて、あっこれはこういうことをなさったんだなというのがわかるように、具体的に表現した方がいいと、このように思います。それから、当然賞状を授与するわけですけれども、賞状の中にも具体的に表現をした方がいいんではなかろうか。賞状なんか余り具体性がないのが通例なんですけれども、そうじゃなくって、ひとつ踏み込んで表現をした方がいいんではなかろうかと、このように思っております。 それから、財源でございますけれども、これは瀬戸内市敬老祝金支給条例というのがございまして、それによって今年度はお祝いがなされるということでございますけれども、先般の6月議会でございましたですか、市長にその辺の見直しについてお尋ねをしましたところ、来年度以降はちょっと検討すると、こういうご発言もございました。これが予算計上は2,100万円になっておると思いますけれども、この中の一部、ちょっと金額はわかりませんけど、二、三百万円もあれば十分この表彰というのは効力を発するんじゃないかと、このように思っておりますから、この一部を充当をしたらいかがなものかなと、このように思っております。 以上ですが、さらにちょっとつけ加えさせていただきますと、毎年こういう表彰を行うわけでございますから、同一内容、非常に地域に貢献する人が限られてくると思うんですけども、同一内容で同一人物、あるいは同一組織の場合に、毎年その人を、その組織を表彰するかというと、ちょっとこれは貢献度は高いにしてもいかがかなと。だから、一度表彰を受けたら3年間ぐらいは間をあけるとか、そんなことも決めておいた方がいいんじゃないかなと、これは思います。 それから、表彰の種別についても、例えば金賞、銀賞、銅賞とか、そういうふうに区分をつけた方がいいかどうか、この辺も検討をしなきゃいけないなと思います。いろいろと細かい点はまだ詰める必要があると思いますけれども、大変荒削りでございますけれども、一つの考え方としてお受けとめいただきまして、市長のご答弁、ご所見を承りたいと、このように思っております。よろしくお願いいたします。 それから、2番目の質問でございますけれども、瀬戸内市総合計画のうち、基本計画の議会での議決をということで、現在策定が進められている総合計画は、基本構想と基本計画により構成されているものと思われるが、基本構想については法的に議会での議決が定められている。しかし、基本計画については、法的に議決の必要はないとされている。条例をつくり、条例を制定して議決することによって、執行部、議会とも基本計画に責任を共有しながら盛り込まれた内容について誠実に実行に移していく必要があると考えていると。 これはこのとおりでございますけれども、若干ちょっとつけ加えさせていただきますと、今年度当初予算の中に1,000万円の総合計画策定委託料が計上されて、現在その策定作業が進められていると、このように思います。多くの地方自治体では、この基本構想だけを議決してるというところがまだ多いんです。一部は、計画の段階まで議決をしているところもありますけれども、まだまだウエートからすると少ないと思います。しかしながら、この議決をされております基本構想といいますのは、今までの通例でいきますと、かなり内容が抽象的でございまして、理念のようなものなんですね。したがって、具体性に乏しい、そういう内容になるんではないかと私は思います。瀬戸内市の場合、どういうふうな組み立てでおつくりになっておられるかわかりませんから断定はできませんけれども、他の市町村を見た場合もそういう傾向でございます。 ですから、基本構想ではこの瀬戸内市の設計図を読みとるということが難しいわけですね。やっぱり、設計図を見ようとすると基本計画なんですね。ところが、この基本計画は議決をする必要はないということでございますから、そこに基本計画の軽さがあるんではなかろうかと、このように思っております。 これから恐らく策定審議会を立ち上げて、その中に議員の方からも何名かですね、審議に加わる。恐らくそういうことになるんだろうと思いますけれども、議決ということと審議に加わるということは全く重みが違いますから、私は議決をする必要があると。本来は、これは地方自治法を改正した方が手っ取り早いと思うんです。手っ取り早いといいますか、本来の姿だろうと思いますけれども、現在まだその動きはございません。したがって、条例を制定して議決すべきだと、このように私は思っております。 ちょうど現在、総合計画の策定中でございまして、この機を逃しますと、今度5年先ですかね、5年単位だろうと思いますけれども、5年先になると思います。したがいまして、この条例制定のタイミングとすれば今だと、このように思っておりますので、この点についても市長のご所見を承りたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(中村勝行議員) 市長。            〔市長 立岡脩二君 登壇〕 ◎市長(立岡脩二君) 11番議員さんのご質問にお答えをしたいと思います。 高齢者のまちづくりへの参画促進策について、非常に具体的にご提言をいただきましてありがとうございます。しかも財源まで言及していただいておりまして、なかなかここまで、いわゆるかゆいところまで手の届いたご提案だろうというように思っております。高齢者へのまちづくりへの参画の促進の一環として、表彰規程ということにスポットを当てられてのご質問でございました。 私は、趣旨としていいことだなというようにお話を聞かせていただきました。ただ、その表彰の内容とか、それを具体的に進めていくには検討の時間が多少やっぱり要るんではないかなと。特に、地区単位で約100名ぐらいというお話でございますけれども、これにつきましては、ちょっと即答ができる状況にはございませんので。 私、この通告の内容を見させていただきまして思いましたことは、やはりコミュニティ単位の表彰というのがあってもいいんじゃないかなと。これは現に、裳掛地区は、裳掛地区を明るくする会というところが子どもからお年寄りまでを含めて表彰をされております。ですから、一度それもお目通しをいただいたらいいんじゃないかなと。私毎回、毎年、その表彰式に立ち合わせていただいておりますけれども、本当に近所のお宮を掃除しているお年寄りの方とか、学校でソフトボールの主将で頑張ったとか、そういう内容の表彰で、非常にコミュニティ単位としてはぴったりじゃないかなというようにいつも思っているわけですけれども、そうした中で、例えば1名ないし2名ぐらい、いわゆる旧村単位のコミュニティでそういう人を推薦していただいて、それを改めて選抜をして人数を決めるのかどうかわかりませんけれども、非常にそういう意味で頑張っていらっしゃる人を表彰していくということは、これは考えてみる必要があるのかなというように思っているところでございます。 財源につきまして、それから具体的にいろいろございましたけれども、表彰をする場合はもちろんこういう具体的にこうだからというのを、いわゆる部門的といいますか、そういう形で選んでいく、それをまた公表するときもきちっとそれを公表していくということがいいのではないかなというように思います。 財源につきましても、具体的にご提言をいただいてありがとうございます。そういう意味での検討もさせていただきたいというように思っております。 それから、基本計画、総合計画のうちの基本計画の議会での議決の件でございますけれども、基本計画の議決ということになりますと、検討はいたしますけど、執行部の方のフットワークの問題とか、それからやはり時代のニーズの中で変更していくとか、そういうことがかなりあるし、いろんな事情に即対応していくというようなことが、それ議決があるために議会開いて一々変更していかなきゃいけないというようなことになると、逆に非効率的、非能率的になるんではないかなというおそれがあるのではないかなと思います。 ただ、基本計画につきましては、もう執行部が決めて、抱きかかえてるもんでなくって、当然住民の方にも議会の皆さん方にもそれはオープンにして、今回もいろいろ進捗状況についてのお尋ねがありましたけれども、議会を通じてその進捗についてとか、その中身についてのチェックをしていただくわけですから、そんなに我々としては、今までどおりということで来てたもんですから、今回のご提案につきまして検討はさせていただきたいというように思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(中村勝行議員) 堤議員。            〔11番 堤 幸彦議員 登壇〕 ◆11番(堤幸彦議員) ありがとうございました。 表彰の関係は、先ほどちょっとお話がございました裳掛地区、私も全く知らなかったんですけれども、これも一つのやり方かなと、このように思います。全く意図するところはそういう意味でございまして、できるだけ大勢の方にというのは、一般市民の方々がそのことによって刺激をされて1人でも多くそういう参画をしていただきたいと、このように思っておるわけです。 ただ、表彰の規則という一つの品格というのもあると思うんですね。そんなに大勢どんどんどんどんやってということもあると思いますけれども、だれでもかれでもそれを適用するというようなことについては、問題があって、できるだけハードルを高くしておいて品格を保とうというのもあると思うんですけれども、私はそうじゃなくって、その辺の常識をひとつ崩して、できるだけ大勢の方にそういう機会を与えると。品格よりも実技の方に私はウエートを置いて考えていく必要があるんではなかろうかと思っておるわけでございます。今後ひとつよろしくご検討いただきたいと思います。 それから、総合計画の方で、先ほどの答弁の中ではちょっとはっきりしなかったんですけれども、全国的に見ますと、まだ一部と、条例つくって議決をしておるところはごく一部ということでございますけれども、最近の傾向がどんどんどんどんそれが広がりつつあるんです。構想はもちろん、それは自治法で決まっておりますからあれですけども、計画の方も全国的には非常に広がりを見せておると、こういう情報もございますので、どうかひとつ前向きにお考えいただきたい。余り先ほど市長がおしゃったように、変更の都度議会へという、そりゃそういうあれもあるかもわかりませんけれども、それはまた議会が年4回開催をしておるわけですから、適切な変更であれば、これは異存はないわけでございますから、ぜひとも議決をしながらみんなで執行部、議会含めて、この基本計画に責任を持って少しでもいいまちをつくっていこうじゃないかと、こういうことの趣旨でございますのでご理解をいただきたいと、このように思っております。 どちらもかなり前向きのご答弁いただきましたので、私の方からはもうその程度で終わりにさせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(中村勝行議員) 答弁はよろしいか。 11番。            〔11番 堤 幸彦議員 登壇〕 ◆11番(堤幸彦議員) よろしい。 ○議長(中村勝行議員) 以上で堤議員の質問を終わります。 次は、日下議員の一般質問を行います。 13番日下議員。            〔13番 日下敏久議員 登壇〕 ◆13番(日下敏久議員) 皆さんこんにちは。 まず初めに、台風14号に被害に遭われた方に心からお見舞いを申し上げますとともに、台風、衆議院選挙等でお忙しい中、第60回の国民体育大会の夏季大会のサッカー競技、セーリング競技、多方面からのボランティア活動をいただいた方々、中学生、高校生、市民のたくさんの方々にお礼を申し上げます。ありがとうございました。 それでは、通告に従いまして質問させていただきます。 質問事項の1として、瀬戸内インターチェンジ周辺整備ということで、交差点の改良、信号機の設置、側道の草刈りはということでお聞きいたします。 まず、県道寒河本庄線、旧ブルーライン、無料化になって1年と五、六カ月が過ぎてきたと思います。そういった中で、瀬戸内市の中にインターチェンジ5カ所ですか、設置されて、この瀬戸内市としても非常に便利な生活道路になってきたと思います。その中で、便利になったといいますと、中でも交通量がたくさんふえ、そしたまた祝祭時には四、五倍もの車も通ってきております。深夜には騒音等も非常に悩まされて、いいことばかりではないということもありますが、この瀬戸内市にとっては非常にいい状況になってきたと思います。 そういった中、先般の議会でもご同僚の議員の方からインターチェンジについて、トレーラーが回りにくいとか、側道には入りにくいとか、いろんなお話をされてたと思います。そういった中で、市長としてあのインターチェンジ、この瀬戸内市が新市を新しく計画していく中で、すばらしいインターチェンジができたとお思いでしょうか。担当部長さんと市長にその点もお伺いいたします。 そして、この出口には非常に先ほども言いましたように、どちらに行って、どちらに行ったらいいのかわからないと、側道、そしてまたメーンの道路と接触部分、どういうあたりかわかりません。そういった点の改良等も検討、十分検討なされてああいう形になったのか、その辺についてもちょっとお伺いいたします。 そして、その南に大橋の交差点、そしてまた農免道路に入る交差点、いろいろとあると思います。今この利用状況、たくさんの人が通っておりますので、大橋の交差点ともなりますと、県道神崎邑久線、そしてまた牛窓邑久西大寺線、それに大橋の方から出てくる道路の側道、そしてまた大窪、仁生田、そして大用水の堤防道路が2カ所、そういったものが1つの交差点に集中してきているので、非常に事故も多い。前々からこの辺はどういうふうになるか、インターができる前に改良していただけるのかと、質問の方もしとったと思いますが、いまだにそのままになって事故が多発しております。そういった今の状況も踏まえてどんな形になっているのか、お聞かせください。 そして、インターチェンジの周辺、先ほども言いましたけど、おりてきてみますと、周りが草ぼうぼうであると、非常に景観も悪い。瀬戸内市のメーンの入り口でございますから、ぜひともその辺のお考えもお聞かせください。 質問事項の2問目としまして、合併後の市民サービスはということで、本庁内に総合カウンターを設けてはと。そしてまた、移動市長室の利用状況はということでお聞きします。 合併後の12月の定例議会において、瀬戸内市の誕生後、住民サービスの低下と混乱はということで質問させていただいた中で、市民へのサービスの低下、混乱はないと、職員間の間でも順調に推移しているとお答えがありました。しかし、住民の方々からお聞きします中で、本庁のロビーに入ってどこに行ったらいいか迷っていると、声をかけていただける職員さんもいないと、顔見知りの職員さんもいない、そういった声がどんどん出てきております。そういった中、今までは長船町、牛窓町、邑久町役場の中でも顔見知りの人がたくさんおられたというのが現実じゃなかろうかと思います。しかし、人事異動、いろんな等でカウンターというか正面から入ってこられて知られた方がいないというのも、今そういった面で市民の方々が悩まれてるのが現実でございます。そういった面から市民の方がなじまれるまででも総合カウンターを設けてはどうかと、市長、総務部長にお伺いいたします。 そして、移動市長室の利用状況はということですが、何回かは開かれたようでございますが、その内容、そして人数等をお聞かせいただけたらと思います。 そしてまた、市民の方々の声ではございますが、多方面での会社員、農業、漁業、主婦、職業別とか、そういった形で市長室を開かれてはどうかという意見も出ております。そしてまた、この本庁での市長室、これはアポイントをとって来ればよいことですが、なかなか市民の方がアポをとられても、その日に市長がおられないとか、いろんな面でそのまま本庁での開催というわけにはいかないので、日、日時決定をして開いてはいかがなもんでしょうか、市長さんにお伺いします。 そして、先ほども堤議員の方から質問がありましたが、瀬戸内市の総合基本計画ということで、計画の策定状況はということでお聞きします。そしてまた、合併特例債の使い道を、市民の声を聞く機会をということで、先ほどの堤議員の質問の中で、基本計画の方の議決をしてはというお話がありました。そういった中で、審議会をつくって審議されるということも今言われておりましたが、今後そういった形で進んでいくんじゃなかろうかと思います。私の方としても市民の方々の声を聞き、また議会の議員の方々も参加し、執行部皆さんとともに、このすばらしい瀬戸内市をつくるための総合計画を進めていきたいと思いますので、その点についてのお答えをよろしくお願いします。 最後に、株式会社スリーエーについてということで、合併後どうなっているのかということでお聞きしますが、これは昨年の12月の定例議会の中で長船から出てこられていた議員さんの方から質問がありました中、総会だけに出席しているような考えのお答えだったと思います。今年度はまた今年度の新しい進展状況があったのかどうか、また解決方法に向けて進んでいるのかどうか、市長、担当部長にお聞きします。 以上です。 ○議長(中村勝行議員) 産業建設部長。            〔産業建設部長 野崎一正君 登壇〕 ◎産業建設部長(野崎一正君) それでは、私の方から瀬戸内インターチェンジの周辺整備についてのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。 ご案内のとおり、岡山ブルーラインが無料化されて以来、非常にたくさんの交通量になっております。特に土曜、日曜については、先ほども議員言われましたように四、五倍ぐらいの交通量ではないかなというように思っております。まさに、県南を東西に連絡する主要な幹線道路として非常に大きな役割を担っておると思います。 また、4月に完成をいたしました瀬戸内インターによりまして、瀬戸内市中心部から岡山市等へのアクセスが非常によくなっておりまして、文字どおり瀬戸内市の交通のかなめとなっておるところでございます。 瀬戸内市インターの印象でございますけれども、これは私の見解でございますけれども、本線進入路と側道、これがふくそういたしておりまして、非常に変則的な交差点であると思っておりますが、県としてはブルーラインの無料化に伴って地域住民の方々の利便性を考慮し、限られた予算あるいは期間、また神崎邑久線、県道ですね。こういった道路の状況から考えて、最善の対応ではなかったのかなという印象は持っております。 それから、本線から神崎邑久線におりるとき、これは県と協議をいたしまして、案内看板を設置し誘導するようにいたしております。十分ではないかもしれませんけれども、今のところそういった格好で整備をさせていただいております。 もう一点、大橋の交差点等についてでございますけれども、今のところ計画としては持っておりませんけれども、今後、今年度できたら予算の範囲内で一度交差点の測量設計をしてみたいなというように思います。信号機の設置については、これは公安委員会の関係もございますので、ここで設置できるかどうか、お答えはできませんけれども、一度あそこの交差点については測量をかけて、どういった交差点がいいのか、今年度できればやってみたいなというように思っております。 それから、草刈りにつきましては、市道部分については交通に支障にならないように、今年度も草刈り等実施いたしましたけれども、今後とも引き続いて実施していきたいというように思っておりますけれども、法面について、これは県の方へ要望はいたしておりますけれども、なかなか対応ができていないのが実情でございまして、おっしゃられるように景観が悪いというのも実感しておりますけれども、これからも県の方へは引き続いて草刈り等について要望をしていきたいというように思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(中村勝行議員) 総務部長。            〔総務部長 佐藤伸一君 登壇〕 ◎総務部長(佐藤伸一君) それでは、私の方から本庁舎に総合カウンターをというものと、それから移動市長室の利用実績を答弁させていただきます。 まず、総合カウンターの関係でございますけれども、これにつきましては旧町当時にも各町でこういったことを検討した経過がございますけれども、実際にはそこまでには至っておりません。町から市になりまして、本庁機能の一層の充実が求められているのも当然であります。昨年の11月に合併いたしまして、瀬戸内市は本庁、牛窓、長船支所と裳掛出張所ということになっておりまして、特に本庁舎につきましては、牛窓あるいは長船の方が多く来庁されることになっております。本庁に限らず、支所、出張所の機能の充実、それからサービスの向上を図ることは当然なことではあります。 特に、本庁舎も旧町時とは部署、それから名称等も変わっており、先ほど議員さんもおっしゃいましたように、人も変わっております。そういった点から踏まえて、来庁者の方がわかりにくいという点は確かにあろうかと思いますが、総合案内カウンターの設置につきましては、専門の職員を配置すればいいわけでございますけれども、全体での職員配置をどうするかということでございますので、すぐに実施ということは難しい点があるかというふうに考えております。 ただ、わかりにくいということでは困りますので、改善する必要はあるかと考えております。どういった改善方法があるかということにつきましては、表示あるいは看板等の見直し等を検討していきたいということでお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それから、もう一点の移動市長室の利用状況でございますけれども、7月から実施しておりまして、7月、8月の2カ月を実施しております。7月につきましては、3カ所で10組の方がおいでになっておられます。それから8月につきましては、5組の方がおいでになっております。内容につきましては、多岐にわたっております。そういうことでよろしくお願いいたします。 ○議長(中村勝行議員) 企画部長。            〔企画部長 日下英男君 登壇〕 ◎企画部長(日下英男君) それでは、私の方から3番目の瀬戸内市総合計画の関係するご質問に答弁したいと思います。 まず、計画策定の状況でありますけど、総合計画の策定については、委託しているコンサルタントがあります。そのコンサルタントと担当職員が一緒になって、これまでに市長に対するトップインタビュー、市長がどういう考え方を持っておるのかというようなことをお聞きしたこと。それから、職員で構成する総合計画の策定班員の会議を開催しまして、各分野における現況や課題、今後の方向性と主要施策について職員提案をこれまでにしてもらってきております。また、市民参画の一環として、15歳以上の市民を対象に無作為に抽出した2,250人と、それから10年後には成人している市内の中学生250人を対象に、まちづくりに関するアンケート調査を実施しております。 そういったことをもとに、現在は総合計画の基本構想の素案作成を行っているといった段階でございます。今後はその素案ができましたら、これをもとに幹部職員で構成する総合計画策定委員会、またそのほかに議会の代表の方とか、あるいは外部の委員さんによる総合計画の審議会、これを開催していきたいというように考えております。 また、それにあわせて産業や教育、福祉など、各分野で活動しておられる方の行政に対する具体的なニーズやまちづくりの提案を聞くまちづくり座談会も開催して、総合計画の策定に向けて協議をしていく予定にしております。基本構想の素案については、できるだけ今月いっぱいのあたりで素案のもとを出したいなというように考えておるとこです。 次に、(2)番目の合併特例債の使い道を、市民の声を聞く機会はということなんですけど、この合併特例債の使い道というのは、ご承知のように、新市建設計画の中で、これを使う事業については網羅しているわけなんですけど、これをつくるに当たっては、旧3町の行政の方から、向こう10年間どういった事業要望があるか、そういった調査を行って、そこからピックアップしてもとをつくっております。そして、それを合併協議会の委員さんであるとか、あるいは住民説明会で住民の方の意見であるとか、あるいは最終的には議会の皆さんに議決をいただいとるわけですけど、そういったことを経て、新市建設計画ができ上がっているということで、これらを飲み込んだ形で新市総合計画へ反映させていくということでありますけど、合併のときに、このつくった新市建設計画ということからすると、今ではもう既に時期もずれてきておりますので、三位一体の改革等々、状況も若干変わってきているのではなかろうかと思います。財政状況が非常に厳しさを増しておるというようなこともありますし、あるいはニーズの変化などもあるかもしれません。そういった面は再検討して、総合計画に反映させたいというように思います。 ただ、その特例債で掲げておる新市建設計画の事業に一個一個再検討をして総合計画に反映させるだけの時間的余裕があるかどうかというのはちょっと難しい面もあろうかなというように考えているとこでございます。 以上、お答えをさせていただきます。 ○議長(中村勝行議員) 市長。            〔市長 立岡脩二君 登壇〕
    ◎市長(立岡脩二君) 13番議員さんのご質問で補足になるとこもあると思いますが、お答えを申し上げたいと思います。 2番の移動市長室の利用状況につきまして、担当部長の方からお話がありました。またご提案もございました。私も2回、移動市長室で牛窓支所、裳掛出張所、長船支所へ行かせていただきました。 1回目は、ちょっと宣伝不足もありまして、少人数のとこもございましたけれども、大体話の内容は、直接市長さんからいろんな話を聞きたいという方がおられました。それから、緊急に今こういうことで困っとんだというような緊急のお話がありました。それから、ご提案もございました。それぞれ即答できるものは即答いたしますし、すぐ対応しなきゃいけないものにつきましても対応をいたしているところでございます。 ただ、2回の経験の中で、ある種来られる方が固定化するんじゃないかなという、ちょっとそういう感じもいたしました。特に、7月は議会がありましたから、非常に多岐にわたってのご質問がありました。8月は、そういう意味ではちょっと人数も少なかったんですけど、内容につきましては、先ほど申しましたようなことが多かったと。今後の取り組みは、先ほどご提案がありましたように、年齢別の集まり、お集まりをいただくとか、それから1つテーマを決めて、今回はいわゆる図書館についてとかというテーマを決めてお話をする、座談会をする、そういうような形式。ですから、固定しないでいろんな形での移動市長室にしていった方がいいのかなというように今思っております。 それから、いわゆる本庁の方ではないじゃないかというお話もございましたので、時間をとるような形で検討をさせていただきたいというように思っております。私も非常に生の声が聞けるということでよかったなというような感想を持っているところです。 それから、1と3については、担当部長の説明のとおりですけれども、4のスリーエーについてですけど、基本的には今年度中にある種の解決をしたい。解決につきましては、一応スリーエーから撤退をするという長船町からの引き継ぎもありますので、それを基本に考えていきたいというように思っております。 スリーエーそのものは、全然事業を何もやっておりません。いわゆる、借り入れの利子が年々積もってくるというような状況にありますので、これはいずれにしましても今年度中には結論を出したいというように思っております。その道筋はいろいろ交渉ごともありますし、瀬戸内市としての基本的な詰めをしなきゃいけないものもありますので、いましばらくお待ちいただきたいと、そのように思っております。 ○議長(中村勝行議員) 日下議員。            〔13番 日下敏久議員 登壇〕 ◆13番(日下敏久議員) ほんなら最初からちょっと1つずつ順を追ってやらせていただきます。 市長にも瀬戸内のインターチェンジの印象をちょっとお聞きしたんですけど、すばらしいインターじゃなと思われとんか返事がなかったんですけど、あと後ほどお聞かせください。 県の方でも、予算のない中をあそこまでやっていただいたということは、本当に感謝すべきじゃなかろうかと思いますが、しかし、新しいまちをつくっていく中での瀬戸内市の顔ですから、できたら今後も協議し、いろんな要望も上げていただいて、改良なりしていただけるようにお願いをしてみていただきたいと思います。 そして、側道の方の草刈りの方は部長の方から説明があった中で、やむを得ないかなとは私も思いますが、インター近くのおりるあたりだけでも県の方にもご無理も言っていただきたい。いろんな面で、県の方でやれないなら、まちの方でおりがけだけの目に入る範囲だけでもやっていただいたらと、かように思いますが、その点についても。そして、その南の交差点については、過去にかなり長い年月お願いをしとるわけですが、全然前には進捗してないし、もう信号機の設置だけでも要望なりしていただけたらと思いますが、その点についてお伺いします。 ○議長(中村勝行議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(野崎一正君) 瀬戸内インター周辺の整備につきましては、これからより一層交通量がふえてくるということも予想されております。そういうようなことを踏まえて、交通量の推移であるとか、それから現地の状況、こういったことを踏まえて県あるいは公安委員会、こういった行政機関に対して今後要望をしていきたい、皆さんに愛されるインターとして整備したいなという気持ちは持っておりますので、そういった意味で要望していきたいというように思っております。 それから、側道については、これについては再度県ともよく協議をして、対応がしてもらえるものであればいいんですけれども、市がかわりにするということについては、周辺の対応もございますので、慎重にこれは検討しなければならない。まず、県の方に対して強く要望をしていきたいというように思います。 それから、大橋の交差点については、あそこの千町川にかかっておる橋、これがまだあそこだけが未改修、未改良になっております。以前、激特であの橋の改良も計画をし、若干東に寄せて交差点をつくるという計画もございましたけれども、現在今そういった状況ございませんので、とりあえず今年度の予算でもって現況の測量をし、計画を入れて、それから県等とも、県道にもなっておりますので、ふくそうしておりますので、そういった意味で県とも協議をしながら進めていきたいというように思いますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(中村勝行議員) 市長。 ◎市長(立岡脩二君) 大変失礼いたしました。 瀬戸内インターについての私の印象ですけれども、最初インターチェンジの形を見せていただいたときに、格好が余りよくないなと思ったんですけれども、そうしてる中で、特に東から西へ向かってのいわゆるインターチェンジですけれど、これはもう大変苦肉の策で形があそこだけ変則になっております。これは、地権者との問題等がありまして、ああいう形になって、さらに格好からいえば格好はよくないなと思っております。ただ、設計者はカーブにしましても、時速何キロぐらいを設定されているのかわかりませんけれども、クロソイド曲線を使って技術的には設計されているんで、そういう点で我々がとやかく言うことはないんですけど、印象として乗りおりにもスピードを緩めなきゃいけないという、これはいいなと。猛スピードではあの曲線が曲がり切れませんので、そういう意味でも逆にいい点もあるのかなというように思っております。 ただ、サインが非常にわかりにくいし、少し足してほしい、足らないんじゃないかなというようなことがありますので、それは担当部の方でそれは県の方へ申し上げていって改善していただきたいと、そのように思っております。 ○議長(中村勝行議員) 日下議員。            〔13番 日下敏久議員 登壇〕 ◆13番(日下敏久議員) 県の工事でもありまして、県の所有のとこでも範囲でもありますから、市の方へ言っても県の方が対応するわけですから、ぜひとも瀬戸内市としてこのまちづくりに必要な玄関口でございますので、要望の方もしっかりしていただいて、景観もよくしていただきたいと思います。 そして、先ほど南の交差点のことを言われましたが、これはいろいろとその土地改良の橋の改良からいろんな面を含めて、県の方も乗り気でないというのは十分よくわかりますが、ぜひともその辺をもう乗り越えてでも要望の方していただきたいと思います。 それから、次の合併後の市民サービスはということで、庁舎内の総合カウンターをということで、今旧町で考えていたけど難しいというようなことを言われましたが、ぜひともなじまれるまででも1人でも2人でも対応ができる人、カウンター、机でも簡単にでもよろしいから、ぜひともこれはしていただきたい。私はもう市民の方々の要望、いろんな面から職員の方が、部長やこうは毎日来ようられるからよう知っとられるからどこでもかしこ、ごみが落ちとってもわかるぐらいな辺でしょうけど、やっぱり市民の方というのは不安を持って来られてますから、その辺の考え方がちょっと進めていただけたらと思いますが、いかがでしょうか。 そして、移動市長室の方、庁舎内でも本庁でも考えていただけるということで、ぜひともよろしくお願いしたい。そして、今後も年齢層、いろんな多方面からの時間をつくってやっていただけるということなんで、ぜひとも市民の声を聞いて、すばらしい行政に反映させてやっていただきたい、かように思います。その総合カウンターについて、ちょっとお願いします。ほかは結構ですけど。 ○議長(中村勝行議員) 市長。 ◎市長(立岡脩二君) この総合カウンターにつきましても、旧町時代からいろいろな形でのご要望がありまして、それに対応してきたんですが、対応し切れてないということであります。先ほど担当部長申しましたように、まずサインを、案内をわかるような、もう少し明解なものにしようということで、前議会でもご指摘があったんじゃないかと思いますが、それをまずやってみたいというように思います。それでなおかつ、いろんな問題が出るようであれば、考えてまいりたいというように思っているところでございます。 ○議長(中村勝行議員) 日下議員。            〔13番 日下敏久議員 登壇〕 ◆13番(日下敏久議員) 看板、いろんな対応の仕方もありましょうけど、庁舎へ訪れる方が目的、どこの部署に行ってどういうふうな目的、それに応じて対応がわからないのに、掲示、表示、そういったもんだけで進んでいけるかどうか、いろんな面から考えていただいて、ぜひとも1人でも2人でもの対応できる人していただきたいと思うんですが、その点について。 ○議長(中村勝行議員) 市長。 ◎市長(立岡脩二君) カウンターの問題も含めて、まず今までとは違う形の案内のサインをつくり上げていきたい。私も聞いておりますけど、カウンターの応対について、いい悪いたくさんご意見いただくんですけれども、いわゆるカウンターへ来られると、きょうはどういうことで市へ来られましたかという、目的をまず聞いてくれるということで、大変対応が、いわゆる窓口対応がよくなったというようなお話も聞いております。ですから、人を1人つけるということで解決もできるかもしれませんけれども、まずそういう窓口対応、サイン、そのようなことでやらせていただければと思います。なおかつ、その辺が不徹底であったり、不案内であったりということであれば、少し抜本的に考えてみたいというように思います。 ○議長(中村勝行議員) 日下議員。            〔13番 日下敏久議員 登壇〕 ◆13番(日下敏久議員) 市民の方々が迷わないように、ぜひとも対応していただきたいと思います。 それでは、質問事項の3として、総合基本計画の策定状況はということです。合併特例債の使い道に市民の声をということですが、これから審議会、策定委員会、いろんな面でやっていくと言われております。そういった中で、やはりもう先ほどの堤議員からもありましたが、議会、そしてまた市民の方々と一丸となって今後の瀬戸内市の筋道をつける基本でございますので、ぜひとも市民の声を最大限聞いていただきたいと、かように思います。この点について、後からでよろしいから市長の方からお願いします。 それから、最後のスリーエー、今年度中にということですが、市長も行政報告の中で今まで合併後積み残してあるものは早期に解決と言われております。ぜひとも、今年度中にけりをつけていただきたい。最後に市長の見解を、すべての聞いて終わります。 ○議長(中村勝行議員) 市長。 ◎市長(立岡脩二君) 総合計画につきましては、毎回申し上げておりますように、これが瀬戸内市のもとになる計画ですので、あらゆる声を聞いた上で、また議論をしていただいた上で決めていきたいというように思っております。 中でも特例債につきましては、いろいろご意見があります。むだ遣いをしないようにということのご意見も何度も我々聞いておりますので、その辺はその意見を大切に計画を立てていただきたい。また、皆さん方のチェックもぜひお願いをしたいというように思っているところでございます。 スリーエーにつきましては、繰り返しになりますけれども、今年度中には解決をしていくと、解決策をもって交渉して、今までの長い歴史があったと思うんですけれども、それを終わらせたいというように思っております。 ○議長(中村勝行議員) 日下議員。            〔13番 日下敏久議員 登壇〕 ◆13番(日下敏久議員) ぜひとも本日質問させていただいたこと、頑張って目的を果たしてください。13番日下、質問終わります。 ○議長(中村勝行議員) 日下議員の質問が終わりましたところで、10分間休憩いたします。            午前11時11分 休憩            午前11時23分 再開 ○議長(中村勝行議員) 再開いたします。 次は、小野田議員の一般質問を行います。 6番小野田議員。            〔6番 小野田 光議員 登壇〕 ◆6番(小野田光議員) それでは、議長の許可が出ましたので、一般質問をさせていただきます。 公共下水道虫明処理区についてお伺いをいたします。 本年度より邑久処理区の工事も始まり、市にとりましては下水道事業が本格的に動き出したわけでありますけども、そうした中で虫明処理区は予定はあるもののいまだに処理場の場所も決まっておらず、ましてや着手予定年度も決まっていませんけども、そのあたりの執行部のお考えはどうかお尋ねいたします。 そして、2つ目として雨水対策についてお伺いいたします。 虫明地区は、低地で浸水しやすい箇所が数カ所あり、それはもはや側溝を広くしたり、川幅を広げたりでは対応できず、下水管によって排水するか、ポンプを使い強制排水するしかないと思いますけども、そのあたり、下水道を活用した対策も考えられると思いますけども、お考えはどうでしょうか。牛窓の鹿忍地区では、雨水を排水するためのポンプ場の建設工事が下水道事業として始まっておりますけども、そのあたりも含めてお尋ねをいたします。 3つ目としまして、必要性と認識についてということでお伺いをいたします。 下水道事業を行うには、住民の理解と協力が必要だと思いますが、そのあたり住民への説明、そしてアピールはどうなっているのか。 以上についてお尋ねをいたします。よろしくお願いします。 ○議長(中村勝行議員) 上下水道部長。            〔上下水道部長 上田 敏君 登壇〕 ◎上下水道部長(上田敏君) 6番議員の小野田議員のご質問にお答えいたします。 公共下水道虫明処理区について、現在の計画についてという、まずことでございますけれども、虫明処理区につきましては、平成5年度邑久町下水道基本構想、平成11年度に全体計画書が作成されているところでございます。また、岡山県のクリーンライフ100構想、これは別名岡山県全域汚水適正化処理構想ということでございますけども、その構想とか、また下水道整備総合計画の中にも位置づけられておるところでございます。 このことにつきましての、虫明処理区の執行部のお考えというご質問でございますけれども、現在のところ、地元関係者の同意形成がなされておりません。基本的には、まず放流先の同意、漁協との同意が必要でございますけれども、現在協議中でございます。漁協との協議をまずもって解決すると、そういったことで取り組んでいる状況でございます。 次に、雨水対策でございますけれども、公共下水道はご存じのとおり、汚水浄化、また雨水浸水防止とあわせた事業となります。単独ということにはなっておりません。したがいまして、虫明処理区の雨水対策としましては、尾副川下流区域の排水を改善するためのポンプ場の計画がこの全体計画の中に取り入れてる状況でございます。 このことについての実施につきましては、地元関係の協議、また家屋浸水とか、そういった高潮対策の関連、兼ね合いも出てまいります。産業建設部との内部検討等必要がありますけれども、そういったことが十分検討された上、必要ということになれば、下水道事業に期間中であれば、その事業に含めて事業をやっていくということは可能でございます。 また、3番の必要性と認識ということでございますけれども、下水道の普及率というものは全国で70%を超えておりますけれども、瀬戸内市では今のところ7%ということで初期の段階ということでございますけれども、必要性とかそういったものも十分に住民に理解されているということとは現在のところ言えない状況にございます。 平成14年11月に合併協議会でアンケートをとりましたけども、そういったアンケートでは生活環境整備の中で下水道整備が断然トップというアンケート上ではなっております。生活環境の早急な基盤整備、また自然環境の公共用水域の水質保全も重要でございます。下水道事業の必要性を啓発していく中で事業を推進したいというように考えております。 ○議長(中村勝行議員) 小野田議員。            〔6番 小野田 光議員 登壇〕 ◆6番(小野田光議員) 先ほど日下議員も言われとったとおり、先日14号台風が来たわけでありますけども、高潮対策、雨水対策も考慮して、岡山県におきましては17年度の水防警報区域に虫明地区が新たに指定されたということもありますけども、そのあたりの水防計画にのっとった考え方ということでちょっと産業建設部長にお伺いしたいと思いますけども。 ○議長(中村勝行議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(野崎一正君) 虫明地区の高潮対策、これにつきましては、現在コンサル業者に委託をいたしておりまして、高潮の防護対策、どういった内容で対策ができるか、こういった具体的な内容について現在委託をしておりまして、この報告書ができ次第、県に対して、あるいは県管理の漁港でございますので、県の方に対して対策を実施していただくように要望をしていきたいというように考えております。 ご案内のとおり、虫明の漁協のあたりは物揚げ場になっておりまして、どういった対応ができるか、それについて十分検討しながら対応をしなければならないというようには思っておりますけれども、いずれにいたしましても、そのコンサルへ出しとる内容が、調査報告書ができ次第、再度検討しながら県に対して要望をしていきたいというように思っております。 ○議長(中村勝行議員) 小野田議員。            〔6番 小野田 光議員 登壇〕 ◆6番(小野田光議員) そのあたりも先ほどの上下水道部長の方とも下水のポンプの方とも、平成11年度でしたか、公共下水道虫明処理区ということで冊子にまとめておられましたけども、そのあたりのことを内部で産建の方と打ち合わせをされたことがありますか。 ○議長(中村勝行議員) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(上田敏君) 協議したことはございません、今年度。 ○議長(中村勝行議員) 小野田議員。            〔6番 小野田 光議員 登壇〕 ◆6番(小野田光議員) せっかく大きなお金をつぎ込んでするわけですから、されるんでしたらそういったことも有効に、部署が違うからということでお互い相手相手じゃなくて、そういったケース・バイ・ケースで臨機応変にそのあたりをよく話し合って、雨水対策という面も進めていただきたいと思うんですけども、そのあたりはどうでしょうか。 ○議長(中村勝行議員) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(上田敏君) 汚水事業を公共下水で取り組んでやるということの協議に当たっては、産業建設部の方とも十分協議してまいりたいと考えております。 ○議長(中村勝行議員) 小野田議員。            〔6番 小野田 光議員 登壇〕 ◆6番(小野田光議員) それでは、市長にお伺いしたいと思うんですけれども、これ旧邑久町の下水道だよりということで、きょうお持ちさせてもらっとんですけども、表紙にせっかくこの瀬戸内海、虫明ということで使っていただいておりますんで、その表紙になっとる地区が下水もないということじゃちょっとお話にならんかなと思うんですけど、そのあたりも含めて、今後予算をつけていただいて、実際問題着手していただけるのかどうかということをお伺いしたいと思うんですけども。 ○議長(中村勝行議員) 市長。 ◎市長(立岡脩二君) 虫明処理区につきましては、地元説明を一度させていただいてると思います。担当部長の方が申しましたように、地元の意見の形成、いわゆる下水に向けての意見をまとめていただくということもぜひお願いをしたいと思っております。 物事を進めるにはステップがありまして、第1回目の説明をさせていただいておりますけれども、これを進めるに当たっては、さらに我々の計画について、再度時間をとって地元の方の皆さんにご説明をし、事業推進に向けてのご同意をいただきたいなというように思っているところでございます。 ○議長(中村勝行議員) 小野田議員。            〔6番 小野田 光議員 登壇〕 ◆6番(小野田光議員) ということは、まず地元の説明会をしていただいて、しっかり地元のそういった声が上がってからということですか。それまでは着手はできませんよというお話でしょうか。 ○議長(中村勝行議員) 市長。 ◎市長(立岡脩二君) 事業を進めるに当たりましては、行政が主導でやるという時代はもう過ぎておりまして、地元の要望、これが第一ということになっております。計画はできておりますから、それについての説明というご要望があれば、何度でも足を運ばせていただいて、この事業推進に当たってのご理解をいただきたいと、そのように思っております。 ○議長(中村勝行議員) 小野田議員。            〔6番 小野田 光議員 登壇〕 ◆6番(小野田光議員) それが逆なんですわ。さっき言うた3つ目の必要性と認識についてということでお伺いさせてもらったと思うんですけども、そのあたりの行政の説明、アピールが足らんと思うんですけども、私は。 ○議長(中村勝行議員) 市長。 ◎市長(立岡脩二君) その点につきましては、卵が先か鶏が先かの問題にもなるかもわかりませんが、我々としては、いつでも地元の方へお伺いして説明会をさせていただきたいというつもりでおります。ですから、お声かけをさせていただきますから、ぜひとも下水道実現に向けてご協力をいただきたいと、そういう要望を一つの形にしていきたいと。 特に虫明地区はカキの養殖の盛んなとこでございますから、いわゆる水質については大変環境を守っていく上から、またその産業を推進していく上から、大変大切なことであるというように我々は思っておりますので、ぜひとも推進方についてのご協力のための説明会は何度でも地元へ行ってさせていただくつもりでございます。 ○議長(中村勝行議員) 小野田議員。            〔6番 小野田 光議員 登壇〕 ◆6番(小野田光議員) いうことで、ほんなら上田部長、一生懸命頑張って、また説明会を精いっぱいやってください。できることは協力させてもらいますんで、よろしく。 それと雨水、災害について関係ないんかということを思われる方もあるかもわからんですけども、とにかく虫明地区というのは低地が多いわけでして、台風以外にも少し雨が降れば浸水する箇所が何カ所もあるわけです。そのあたりを土木的なことで解決することが容易でないということもあって、下水道というのはそういった意味で汚水プラス雨水、そういった水対策にもすばらしい力を発揮するんじゃないかなと思っとるわけでありますけども、そのあたりをもう一度地元の方によくわかるようにしっかりと説明していただいて、お金がかかるばかりでないよと、そういったいい面もあるよということもアピールしていただいて、今市長言われたように、住民の理解を得てすばらしい事業にしてもらえたらなというふうに思います。市長、その辺よろしくお願いします。 以上で質問を終わらせていただきます。 ○議長(中村勝行議員) 答弁よろしいか。 6番。            〔6番 小野田 光議員 登壇〕 ◆6番(小野田光議員) 答弁よろしい。 ○議長(中村勝行議員) 以上で小野田議員の質問を終わります。 次に、石原議員の一般質問を行います。 8番石原議員。            〔8番 石原芳高議員 登壇〕 ◆8番(石原芳高議員) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず、抽象的なちょっと質問なんですけれども、各支所と本庁での業務の明確化をということで質問をさせていただきます。 合併前の住民説明会では、合併後も従来とほぼ同じ行政サービスを受けられるということが大前提にありました。確かに、どこの支所でも住民票を受けれるなど柔軟な対応ができるようになったことは評価できます。しかしながら、各支所で要望を出した場合、対応に当たった職員の方が本庁に伝えておきますという返事はするが、その後の対応策を講じていないという不満を、特に産業建設部に相談に行った住民の方からよく耳にします。 さまざまな要望があり、限られた財政の中で対応を迫られるのは非常に厳しいことだとは思うんですけれども、まずお聞きしたいのは、支所と本庁での連携がスムーズにいっているのか。支所で要望を受けた場合に、市民への対応が中途半端になっているのではないかという疑問でございます。まず、この点について1点質問をさせていただきます。 続きまして、産業建設部の場合は、現場状況を確認したり、現地へ赴いての業務がかなりウエートを占めていると思うんです。ただ、デスクワークと屋外での業務のバランスはとれているのかという疑問があります。なぜなら、私も個人的なことで産業建設部の方へお伺いすることが多々あるんですけれども、担当の方がちょっと席を外しているということが非常に多いんです。それはもう当然屋外で業務、現地視察をされたりとか、席を外されていることについて云々を言ってるわけではありません、これは。ただ、担当性が強い産業建設部で果たして本庁で職員の人数は足りているのか、職員数の不足で業務に支障があるのではないかという気がするんです。そのことについて1点質問させていただきます。 続きまして、監査委員の意見が財政運営に反映されているのかということで、今回は公共料金の未納について質問させていただきます。 まず、保育料金の未納について、3月議会で監査委員の方からの報告では保育料未納額が474万8,000円、今議会に提出されました監査委員の報告では473万6,000円、これ1万2,000円減っているんですけれども、この内訳が報告がなかったんです。その内訳を教えていただけますか。 それから、続きまして市営住宅の未納について質問させていただきます。 3月議会で監査委員の報告では、未収額が約553万円、今議会で監査委員の報告では未収額が536万円、内訳は監査委員の報告に詳しく載っておりますので、約17万円の未収金額減であり、内容は詳しく載っています。ただ、今後の徴収方法、今後の対応はどうするのかということを質問させていただきます。 続きまして、水道料金について質問をさせていただきます。 ちょっとびっくりしたんですけれども、平成16年度1,209件、761万円の未収金という報告が出ています。報告によりますと、年々収納率が落ちていると。毎月徴収をしているにもかかわらず収納率が落ちているということは、毎月毎月請求書なりそういったものを送るお金も要ることで、毎月毎月そういったものを送ってもまだ収納率が下がっていると、本末転倒のような気がするんです。そのことについて質問をさせていただきます。それから、今後どういったような対応をとるのかということもあわせて質問をさせていただきます。 最後に、市長に質問をさせていただきます。 これ3月議会で出された監査委員の報告で、最後の結びについて質問をさせていただきますということで通告させていただいたんですけれども、ここでは結びで7行目、決算審査のプロセスにおいて財政再建をいかに進めるかも重要な政治課題であることを痛感したと書いてあります。感じたじゃなくて痛いほど感じたと、痛感したと書いてあります。 今回、市長の方より出されました諸般の報告ですね、中にはいろいろ行政改革を進めるとか、地域の特性を生かしたまちづくり、人づくりに取り組むことを決意し、力いっぱいの努力をしていく覚悟でございます。いろいろは抽象的なんですけれども、ちょっと具体的なことが書かれてあります。ただ、この監査報告書が出たのが3月、今回の監査報告が出るまでに今までの経緯を見ていると、ある特定のところには草刈りの予算を組んだりとか、それから1人頭1,200円の補助金とか、地域、横のつながりをつくることについてはそういった施策は悪いとは言いません。ただ、この3月の監査報告を見て、約半年、どうも何かこの監査報告、監査委員の言うとおりにせえという意味ではありません。ただ、ちょっと逆行しているという感が否めないんです。ですから、今回諸般の報告でいろいろありました、市長の決意もあると思います。具体的な施策、そういったものをもうちょっと示していただける必要があると思うんです。そのお考えはございますでしょうか。 以上で質問終わります。 ○議長(中村勝行議員) 産業建設部長。            〔産業建設部長 野崎一正君 登壇〕 ◎産業建設部長(野崎一正君) それでは、私の方から、まず第1点目のご質問でございます。各支所と本庁での業務の明確化ということでございます。 これは合併協議の中である程度大まかな事務分担は決めておるところでございますけれども、ご指摘のように十分な対応ができていないということでございます。大変ご迷惑をおかけいたしております。今後とも各支所とも十分な話し合いを持ちまして、少しでも迷惑をかけないように努めていきたいというように考えておるところでございます。 ご案内のとおり、各支所の産業建設課での業務につきましては、土木、農林、観光、こういった施設の維持管理業務、維持管理的な工事も含めますけども、維持管理的な業務、それから農業委員会関係の窓口業務であるとか、長船でいいますと美しい森の管理、それから観光協会であるとか、土地改良区等の事務、こういったものを正職員4名と臨時職員1名、5名で対応いたしております。道路、河川の新設等については、これは本庁で対応するということで動いておりますけれども、支所の職員も含めまして頑張っておりますので、その辺についてはご理解をいただきたいと思いますが、いずれにしても本庁と各支所間、これの連携をこれからもさらに密にしながら、できるだけ迷惑をかけないようにしていきたいというように思っております。 それから、本庁での職員でございますけれども、特段のコメントは差し控えさせていただきますけれども、強いて言えば技術職員、この職員がさらにもう少し充実を図ってもらいたいという気持ちは持っておりますけれども、これについてはまた執行部ともよく協議をしながら部としてお願いをしていきたいというように思っております。いろいろとご迷惑をおかけしておる点については、この席をおかりしましてお断りをさせていただきたいと思います。 それから、公共料金の未納者、市営住宅の関係でございますけれども、市営住宅は現在市内に19団地、138戸ございます。このうち、入居しておられる方で高額の滞納者の方が8名、現在おられます。滞納者の方については、今年度に入ってもそれぞれの家庭へ訪問をいたしまして、滞納家賃についての督促をいたしております。その中で分割で納入させてもらうとか、いろんなケースケースがございますけれども、それによって今滞納家賃については納入していただいておりますけれども、9月じゅうには再度訪問をして、今後の支払い等について本人さんとよく協議をしながら、必要であれば分納誓約書、こういったものの提出も求めていきたいというように思います。 それによって、支払いのない者、あるいは誠意のない者、こういった方々については法的措置をとることもしていきたいというように思います。これからの今後についてでございますけれども、少しでも滞納者あるいは額を減らすためにも、家賃の滞納が条例では3カ月を超えた場合でございますけれども、条例等に従って期限を切って納付するように指導し、それでもなお納付しない方については、明け渡し請求等の法的措置、こういったものもとっていきたいというように思っております。法的措置をとる場合は、弁護士等の費用もございますけれども、それについてはその都度また予算要求もさせていただきながら整理をしていきたいというように思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(中村勝行議員) 保健福祉部長。            〔保健福祉部長 山下卓男君 登壇〕 ◎保健福祉部長(山下卓男君) それでは、私の方からは公共料金の中の保育料の未納に対するその後の対応ということで、議員さんの質問の中でちょっと数字を、差異と言われたような、ちょっと私聞き漏らしたんですけど、437万数千円ですか、このことと……。 ○議長(中村勝行議員) 8番。            〔8番 石原芳高議員 登壇〕 ◆8番(石原芳高議員) 1万2,000円減額してるんですけれども、今まで滞納をされた方のを収納されたんか。それから、いまだに未払いのまま保育を利用をされている方がおるんか、そういった比率が知りたかったんで、済みません。 ○議長(中村勝行議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(山下卓男君) 申しわけございません。その件に関しましては、ちょっと後ほどまた、ちょっと手元に資料がございませんので、お答えさせていただきます。全般的に、私の方からお答えさせていただきますと、平成16年度末での保育園の保育料未納状況は旧3町で35名で、未納総額は737万2,460円であります。この未納者に対する対応については、全員に督促状を郵送するとともに、電話で連絡のつく方については、電話にて督促をしている現状でございます。 この9月5日現在でございますが、出納閉鎖である5月31日以降の納入者は10名で28万7,340円、未納総額の3.9%を収納しております。そのうち、邑久町2名、長船町2名、計4名の方は完納となってございます。 また、平成16年度の合併前の旧町分の決算審査意見書におきまして、監査委員さんより保育園の使用料未納の悪質な滞納者に対しては、退園を求めるべきであり、既に退園、卒園をしている者については強制執行等すべきであるというご意見が述べられてございますが、この件に関しましては、国の指導によりまして、保育料の滞納を理由に保育の解除を行うことは困難であると指導されております。したがいまして、今後は滞納者への対策をさらに強化をするため、退園、卒園者については差し押さえ等、強制執行も視野に入れて検討をさせていただきたいと。また、在園者分については、再三、面談また電話等で督促し収納促進を図りたいと思います。 一方では、次の年度の入園を決定する際に、瀬戸内市としての入園審査基準を定めて滞納者については優先順位を下げると、そういったような措置を講じて、できる限り滞納を少なくしたいと私どもは考えております。 ○議長(中村勝行議員) 上下水道部長。            〔上下水道部長 上田 敏君 登壇〕 ◎上下水道部長(上田敏君) 私の方からは、水道料金の未納者に対するその後の対応について報告させていただきます。 水道料金の未納の状況でございますけれども、基本的に過年度分、平成16年度末でいいますと、15年度以前のものということで数値をちょっとご報告させていただきますけども、邑久、牛窓分につきましては34件、14、15年度で合わせて12万61円、長船分につきまして、平成11年度から15年度までの5カ年分で2,563件、金額にしまして2,021万4,570円でございます。ちなみに、8月31日現在の未収金の報告を申しますと、邑久、牛窓が過年度分が10名で11万8,644円、長船分につきましては2,461件、1,976万4,930円、本年度5カ月間で50万円弱の減少ということになっております。 対応につきましてでありますけれども、未納者に対しましては、督促状の発送とか戸別訪問により督促等を行っておりますけれども、ご指摘のように十分な成果が得られていない状況でございます。今後につきましては、従来の督促や訪問を継続するとともに、邑久、牛窓でこれまで行っております給水停止、そういったことを行うことによって未収金の回収に努めたいと考えております。 また、水道料の未納金で決算上上がっておりますのは、特に長船町、5カ年分が上がっております。先般の監査報告にございましたように、水道料の債権というものは2年というように最高裁で判決がおりまして、考え方が変わってまいりました。そういったことで、この時効を理由に援用、時効を理由に支払いを拒絶することでございますけども、援用をされた方については徴収ができません。そういったことで、そういった援用をされなかったら徴収できるわけですけども、そういった戸別訪問によって、そういった色分けも精査した上で、徴収できないものについては欠損処理を行わざるを得ないかというふうに考えておるところでございます。 ○議長(中村勝行議員) 質問の途中ですが、ここで昼食休憩といたします。 午後1時に再開いたします。            午後0時2分 休憩            午後1時0分 再開 ○議長(中村勝行議員) 再開いたします。 午前中の石原議員の質問に対する答弁からお願いいたします。 市長。            〔市長 立岡脩二君 登壇〕 ◎市長(立岡脩二君) 8番議員さんのご質問にお答えをしたいと思います。 特に、監査委員の意見の結びについて、市長の考えをということでご質問ございました。 財政再建につきましては、今年度に限らず、合併前から各旧町で取り組んできたところでございます。合併いたしまして、合併協議会等ですり合わせたものについてはできるだけ尊重しようということで、17年度の予算編成をこの3月にさせていただいたところでございます。 ただ、そうした中で行財政改革につきましては、今年度大綱をつくろうということで取り組みをしております。そうした中で、今年度旧町ですり合わせのできなかったもの、また議会等で指摘をいただいたものについては、来年度、助成をしていこうというつもりにしております。ただ、じゃ行政大綱ができるまでじっと待っとんのかと、そういうことにもなりません。経費の節減等、やはりきちっとやっていかなきゃいけない。そうした中で、部分的にではございますけれども、来年度へ向けての執行部の意気込みもやはり知っていただかなきゃいけないということで、報酬の件につきましても、いずれも改正を上げさせていただいているところでありますし、三役の中でいろいろ後半ですね、後期、3月までに向けて何をやろうかということも検討しております、いわゆる経費の節減をやっていこうと。具体的にパーセントを挙げて、各部課にそれを徹底をさせていこうということ。 それから、余り具体的なことになるかもしれませんけれども、ご指摘のありました入札方法、これもある種ご意見を取り入れた形で、例えば前もっていわゆる予定価格の発表をしないというものもやはり取り組んでいきたいというように思っておりますし、また自主財源の増大、これについてはもう本当に執行部もねじり鉢巻きでやっておりますけれども、議員の皆さん方からもそういう自主財源についてのご提案をぜひいただきたいものだなというように思っているところでございます。 いろんなお話が新市になって入ってきております。これについては、積極的に我々、いわゆる自主財源の増大ももちろんですけれども、雇用の問題も考えて、年度内には1つや2つはそれを成功に導きたいというようにも思っているところでございます。 18年度につきましては、行政大綱ができますから、それに従って計画的に取り組んでまいりますけれども、中でも職員の数の問題、これがいつも取り上げられるわけですけれども、今は合併協議会のときに協議をしていただきました退職する人数の半数を基本的には補充していくという取り組みをしております。 ただ、行政に対するいろんな要望の中で、もう人をふやさなきゃできないなというような問題も出てくるわけですけれども、これはもう監査委員さんのお話の中にありますように、協働という、市民と協働のパートナーシップを発揮しながらやろうということで、いろんな団体の方、またPFI、そういう人との連携を取っていきたい。それから、来年度は指定管理者制度をもっと活用して施設の管理であるとか、そのようなものについては、もう外部へ出していこうと、そうしていわゆる職員の絶対数を増大する業務をこなすために確保していこうというようなことも考えているところでございます。 こういうことは、多分大綱の中にも盛り込まれると思いますけれども、いずれにしましても三位一体の改革も所感のとこで申しましたように、特に福祉関係の予算について、地方の自治体に負担増をふやさないような形で国にはしっかりとやっていただきたい。ある意味で非常に大切な部分、外交も防衛も大切かもしれませんけれども、真の福祉国家を建設するという国の取り組みをやはりきちっと腰を据えてやっていただきたい。ですから、福祉に関してはもうこれ以上地域の負担増をふやさないような、そういう政策に転換をしていただきたいなというように思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(中村勝行議員) 石原議員。            〔8番 石原芳高議員 登壇〕 ◆8番(石原芳高議員) まず、最初の各支所と本庁での業務の明確化をということで質問をさせていただいたのですけれども、合併してまだ余り、余りといってももう半年以上過ぎて、各町でいろいろやり方が違っていて、職員のすり合わせもなかなかできていなかったと聞いております。ただもう何カ月もたったので、いろんな旧町でのやり方、すり合わせができて、だんだんとスムーズに業務が運営できるようになっているとは聞いております。ただ、最後産業建設部長がおっしゃられた、答えは控えさせていただきますという点について言及させていただきますと、ちょっと推測ですけれども、やっぱり一人一人の業務の負担が大きいんじゃないかなという気がしております。 そこで、提案なんですけれども、例えば今までどおり、支所で要望を受けて、支所の職員の方が本庁へ出向いて報告をして、報告をまたいただいて帰って、それからまた要望のあった方へと伝えるという、何かワンクッション入ってスムーズにいってないような気がするんです。ですから、例えば、本当例えばなんですけれども、例えば要望はもう本庁でしか受けないとか、ハード的なものはもう本庁で賄うとか、完全に業務を明確に、支所では要望は聞けれませんけれども、例えばデスクワークで対応できることなら支所でしていただいて本庁へはその要望を直接持っていくという、そういった形の方がスムーズにいくと思うんですけれども、その辺の人事に対しては市長はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(中村勝行議員) 市長。 ◎市長(立岡脩二君) 特に本庁と支所との連絡、連携の点を住民の方は不満に思ってらっしゃる方が多々いらっしゃると私は思っております。というのは、支所はこれは本庁だから本庁へ行ってくださいということで、事がすぐじゃ私はないと思う。やはり窓口として支所はそれを受けたら、当然本庁との交渉もあります。ただ支所がその間に入るんでなくって、直接住民の方と本庁の担当のやりとりが当然ある。そうなってくると、支所はある意味でつんぼ桟敷に置かれてると。いうことでなくって、やはり窓口で受けたとこは、その月1回なら月1回の連絡会議をやって、この問題については本庁ではここまで進行してるというのを支所も知っておかなきゃいけない。そういう情報の伝達、共有ができてないから、住民の方はできるだけ近いとこへ行きたいわけ、支所へ。支所へ行ったら、ああこれはもう本庁ということで、どうなっているかわかりませんと、そういう答えになっちゃいけないので、そういう支所で受けたものについては、最後まで主体は本庁であるかもしれないけど、情報の共有はしておかないといけないです。この辺が特に住民の方が持ってらっしゃるご不満な点であろうと。何か連絡が一つも行きょうらんのじゃねえかなというようなことでご不満が募ってくるという状況であろうと思います。これは産業建設、いわゆる現業等との関係だけじゃないと思いますので、その辺は組織として市の側がしっかり職員同士でそういうことをやっていくということが重要であろうと、これは日ごろ申しておりますけど、それを徹底していきたいと、そのように思っております。 ○議長(中村勝行議員) 石原議員。            〔8番 石原芳高議員 登壇〕 ◆8番(石原芳高議員) ちょっと考え方に相違があると思うんですけれども、現状で本庁の産業建設部の場合、職員一人一人の業務の負担がかなり大きいと感じてるんです。ですから、連携はもう密にする。先ほど市長がおっしゃった連携を密にして、スムーズにして連絡会議をしていって要望に対応していく。当然のことなんですけれども、いろんな業務に追われていて、なかなか連携が取れていないということもあると思うんです。ですから、僕が言いたいのは、本庁の職員をふやす。ふやして対応してみてはどうかという提案なんです。ふやすと言っても全体数はふえません。その支所の職員を本庁へ引っ張っていく、そういったような形の提案をさせていただいているんですけども、その点についてはどう思われますか。 ○議長(中村勝行議員) 市長。 ◎市長(立岡脩二君) それぞれのご意見が出ておりますので、私もその点については本庁の職員の数と、それから支所の職員の数と、その担当部署の。その辺の適正な配置については、議員おっしゃられるように検討していきたいというように思っております。 ○議長(中村勝行議員) 石原議員。            〔8番 石原芳高議員 登壇〕 ◆8番(石原芳高議員) 続いて、先ほど保育料未納の件について質問させていただいたのですけれども、この件についてはまた担当委員で民生で私も所属しておりますので、また後ほど質問させていただきます。 それから、市営住宅の件についてなんですけれども、法的措置をとるとか、結構強行というか当然のことなんですけれども。市営住宅の場合、連帯保証人の制度があると思うんですけれども、先ほど部長の答弁の中には連帯保証人については言及されてなかったと思うんです。その点についてどうお考えでしょうか。 ○議長(中村勝行議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(野崎一正君) この市営住宅の未納者に対する対応につきましては、先般も県の方へ、住宅課へお邪魔いたしまして、それぞれ対応等について協議をさせていただいております。当然、本人さんに督促もしますし、連帯保証人の方にもこういった状況であるということでの連絡もしながら法的措置というのは最終的な、どうしてもそういった見込めないと、誠意がないというようなことになれば、当然法的措置もとっていかなければならないというように思っておりますけども、できるだけ話し合いによって納めていただけるものであれば、そういうように対応していきたいというように思っておりますので、それについてご理解をいただきたいと思います。 ○議長(中村勝行議員) 石原議員。            〔8番 石原芳高議員 登壇〕 ◆8番(石原芳高議員) 水道料金の件についてなんですけれども、給水停止の措置も視野に入れてという答弁だったと思います。この件については、本当長船町の方がほとんど占められていると、僕も長船町民で恥ずかしい思いをしているんですけれども、実は去年の9月、長船町議会時代にも僕は産業建設委員の方に在任しておりまして、給水停止措置も行うという意見書をつけて決算をしたんです。なぜ、なかなか給水停止措置ができないのかと。同じ市民で、片やお金を払わなかったらすぐとめられる。片や、全然滞納ずっと続いているのにそのまま水道を使っている。もう完全にこれは不公平ですよね。その点について、なぜなかなか給水停止措置がとることができないのか。当然、水源の違いもありますけれども、その辺についてちょっとお伺いいたします。 ○議長(中村勝行議員) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(上田敏君) 過去の長船町の未収金の対応で給水停止ができなかったのかというご質問でございますけれども、これまで未収金、会計上は平成11年度からというようになっとりますけども、ずっとそれ以前からあったように聞いております。そういったことで、これまでそういったできることをやっていなかったということが災いをしまして、ずるずるずるずる経過したと。一度に未収金を納めなさいと、給水停止をしますといった場合に、一応トラブルも出てまいります。そういったことで、現在戸別訪問等をいたしまして、できるだけ分納をして納めていただくと。一括納入ということになりますと、多額になります関係上、分納をまずお願いすると。そういったことで、それに話し合いに乗っていただけない場合は給水停止もさせていただくということで対応してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中村勝行議員) 石原議員。            〔8番 石原芳高議員 登壇〕 ◆8番(石原芳高議員) また、3月には決算で監査委員の報告でも数字が明らかになると思うんで、ぜひ出納には努めていただきたいと思います。 それから、最後市長に質問をさせていただいたのですけれども、質問事項にもないことを答えていただきまして済みません。ありがとうございます。 自主財源の確保、それから経費の節減とか、いろいろ説明があったんですけれども、市長は福島県の矢祭町って、合併をせずに単独でやっていく町をご存じでしょうか。こないだテレビでちょっとそれ見たんですけれども、その草刈りとか当然町民の方が行うと。その草刈り作業をちょっと取材して住民の方にインタビューをしているんですけれども、その住民の方の回答はもう地域のことじゃから当たり前のことじゃと。そこの福島県と岡山県の瀬戸内市では、その意識の違いがあると思うんですけれども、そこのまちでは、例えばちょっとした農道でアスファルトが陥没していると、そんな場合にはもう当然材料だけ、材料とそれから簡単な重機、固めるような、そんなのが土木常設委員の方が自分で直すような状況です。 ですから、市長には今4万人の僕は瀬戸内市は会社だと思うんです。4万人の会社、4万人の従業員がおる会社で市長はトップです。ただ、今の状況では4万人の社員全員500万円ぐらいの借金があるような状態です。ですから、先ほど申し上げました矢祭町の例をまねしろというのではありませんけれども、小さなことから、痛みを伴う改革ではないんですけれども、住民の意識を改革していって、小さなことは住民の皆さんでしていこう、財政はこんな状況です、そういった意気込みがほしいんです。その点については、どう思われますか。 ○議長(中村勝行議員) 市長。 ◎市長(立岡脩二君) かつて瀬戸内市旧町時代、もうここへいらっしゃる方はほとんど経験をしておられると思いますけれども、自分たちのところは自分たちでやろうと、いわゆる集落単位でそういう草刈りを初め、汗を流していた時代がありました。まだ今でも集落単位で取り組んでいただいてるところはあります。高齢化が進んだ中で、やはり体力的、物理的に難しいということが出てきておりますけれども、やはり住民として、いわゆる一主権者として考えたときに、きょう問題になっておりますけれども、納税の問題もそうですよね。納税、いわゆる税でこの世の中の仕組みが成り立っている。ですから、税金を払うということが我々の義務でもあるわけですし、そういう人間として、またその地方自治体の中の住民の一人として、何をしなきゃいけないかという部分が崩れかかってるのが今の状況であろうと、全部崩れているわけじゃありません、今。ある部分で崩れかかってるというように私認識しておりますけれども、これについていわゆるコミュニティ活動を中心にやっていこうとか、いろんな施策をやっておりますけれども、そういう意味での意識改革、これはあらゆる機会を利用いたしましてやっていきたいというように思うわけでございます。 ただ、今までの取り組みで何もやってなかったかというと、そうでなくって、その辺の問題は教育委員会は教育委員会なりに、それから福祉関係は福祉関係なりに取り組んできたわけですけれども、そういう意味でも今後も継続してやっていくということは、ぜひここでお誓いを申し上げたいというように思います。 ○議長(中村勝行議員) 石原議員。            〔8番 石原芳高議員 登壇〕 ◆8番(石原芳高議員) 他県のことばっかりちょっと持ち出して悪いんですけれども、その福島県の矢祭町では、町長が定例議会で今期をもって引退するといううわさが出たんです。それを聞いて、住民の方がもう議場に入れないぐらいの傍聴者が来て、町長やめるなと、町長やめてもろうたら困るんじゃと。それ見て、うちの市長もそのくらいやってくれたらなと、もし市長が何年後か、3年後、もし今期で失礼ですけども、そのときには市長やめるなと、そのくらいの市長になって、そのくらい言うたらいけんですね、頑張っていただきたいです。済みません、以上で終わります。 ○議長(中村勝行議員) 答弁はよろしいか。 8番。            〔8番 石原芳高議員 登壇〕 ◆8番(石原芳高議員) 答弁はいいです。 ○議長(中村勝行議員) 以上で石原議員の質問を終わります。 次は、1番島津議員の一般質問を行います。 1番島津議員。            〔1番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆1番(島津幸枝議員) よろしくお願いします。 まず、高齢者福祉施策についてです。 現在、65歳以上の高齢者は所得125万円まで住民税が非課税となっていますが、政府は2006年6月からこの制度を廃止します。それに加えて、定率減税が廃止されます。このことで瀬戸内市の高齢者の生活がどのように影響するか、またどれぐらいの負担がふえることになるかを今の時点で明らかにしておく必要があるのではないでしょうか。 まず1番として、老年者控除廃止、定率減税の廃止による65歳以上の年金生活者への増税額は幾らになるでしょうか。また、これにより市財政での税収はどれぐらいふえることになるのか、教えていただきたいと思います。 それと、今回の非課税所得の引き上げによって、瀬戸内市では約1,350人の方が非課税者でなくなります。ひとり暮らしの年金者の場合、非課税は年金額266万円から147万9,000円に引き下げられると言われています。 そこで2番です。課税世帯になることによって受けられなくなったり、縮減されたりする高齢者福祉助成制度があるでしょうか。また、それがあれば、その対応策は考えているかどうかお願いします。 3番目として、今回の老年者控除廃止、定率減税の廃止、また非課税所得の引き下げにより影響を受ける高齢者の暮らしと福祉、地域経済を守る市独自の負担軽減策や福祉施策の充実をすべきではないかと思うのですか、市長はどのような対応をとるべきだと考えておられますか。 大きい数字の2番で、介護保険制度についてです。 国会で介護保険制度の見直しが行われ、新しい介護保険制度が改定されました。介護3施設のホテルコストと食費が保険給付から外され全額自己負担になります。それによって、年金収入8万円の方が何と9万円の利用料を払うことになる人も出てきます。年金額を上回るケースも出てくるんです。現在、瀬戸内市で入居施設を利用されている方は300人おられます。この中には、これ以上利用料がふえるんだったらサービスを利用できなくなると不安に思われている方もおられます。しかも、10月からの実施です。市としては早急に対応策を考えなければならないのではないでしょうか。 1番として、まず居住費、食費の全額自己負担に対しての低所得者への対応はどのように考えていますか、あれば教えてください。 そして、介護保険制度の新しく加わる問題で、地域包括支援センターというのがあります。地域包括支援センターの体制についてなのですが、予防給付のためのケアプラン作成、地域支援事業のマネジメント等、さまざまな役割を担わなければなりません。特にケアプラン作成では、ハイリスク者を含めると600人ほどのケアプランを3人から4人で作成しなければならないと言われています。国会でも今ケアマネジャーが1人で50件を担当するのが大変問題になっているのに、この地域包括支援センターでのケアプラン作成は、1人が200件を作成しなければならないことになるのではないでしょうか。 重度化の防止と地域づくりという観点では、地域包括支援センターが機能するかどうかは、介護保険と高齢者の生活を左右します。その意味でも、地域包括支援センターを市が直営で運営することは責任重大となります。(2)として、そこで地域包括支援センターの今の進捗状況と運営方針の説明をお願いします。 また、新たに新予防給付という事業が加わります。(3)として、介護予防と予防給付について、既にどのような事業をするのか、あれば教えてください。 また、要支援の方には介護給付が外され、ホームヘルプサービスが受けられなくなるということです。ひとり暮らしの方にとっては、ほんのちょっとの支えがあったら何とかあるから、何とか在宅での生活ができていたんだ、そう言われる方も大勢おられます。今回の改正で、今まで受けていたサービスが受けられなくなる、また利用料の大幅な負担増、金の切れ目が介護の切れ目にならないような瀬戸内市の介護保険制度にしていかなければなりません。 そこで、市長にお尋ねします。今回の介護保険制度改正に当たって影響を受ける方がたくさん出てこられると思うんですが、その方に対してとか、今回の介護保険制度改正で市長としてどのような視点に立って推進していくおつもりなのか、お願いします。 最後に大きい3番で、乳幼児医療費無料化の年齢引き上げについてです。通告では、いつから始めるのかお聞きする予定になってたんですけれども、先日の市長の行政報告で聞かせていただいたので重なりますので、省かせていただいてよろしいでしょうか。ということで、平成18年度より通院、入院とも就学前までに統一したいと市長から報告がありまして、本当にうれしく思っています。子育て中のお母さんたちも大変喜んでおられました。これは瀬戸内市の少子化対策の一歩前進だと思います。だけれども、1番として今後なんですけれども、ほかの市町村では、中学校卒業までとしているところもありますが、段階的に対象年齢を引き上げていくお考えはあるか、教えてください。 (2)として、このたび就学前までとなり、乳幼児医療費というより子ども医療費という方がふさわしいように思うのですが、制度名を子どもの医療費助成制度と変えてはと思うのですが、どうでしょうか。 以上です。 ○議長(中村勝行議員) 総務部長。            〔総務部長 佐藤伸一君 登壇〕 ◎総務部長(佐藤伸一君) それでは1番議員さんの質問のうち、高齢者福祉施策についてということで、税制改正による65歳以上の年金生活者への増税額は、また市税の増収額はというご質問にお答えいたします。 まず、税制改正によります年金生活老年者の増税額は幾らということでございますけれども、今回の改正につきましては、1つとして年金所得控除額の縮小、2つ目として老年者控除の廃止、3つ目が定額減税の縮小廃止のこの3点でございます。これに伴います増税額は幾らになるのかということでございますけれども、これにつきましては、例えば扶養家族の人数、それから社会保険料控除の額等によりまして、個々によって違います。ですから、一概に幾らということは言えませんので、例えば65歳以上の老年者といたしまして、まず1点目として、本人と老人控除対象者、これ70歳以上の2世帯として社会保険料等の控除を20万円ということで試算をいたしました。 まず、年金収入額は193万6,000円の場合、負担増が4,500円、それから250万円の場合、負担増が4万4,100円、400万円の場合ですけれども、これが負担額が12万8,300円となります。それから扶養家族なしの1人ということで、同じように社会保険料等の控除を20万円とした場合でございますけれども、年金収入額が148万円の場合、4,500円の負担増、それから250万円の場合で10万3,300円の増、それから400万円ですと13万8,900円の負担増ということになります。 次に、このことによりまして市の税収が幾らふえるかというご質問でございますけれども、これも先ほど申し上げましたように、個々皆違いますので正確な数字というのはつかめません。ですから、一応18年度で概算として試算いたしますと約1億円程度というふうに見込んでおります。 以上でございます。 ○議長(中村勝行議員) 保健福祉部長。            〔保健福祉部長 山下卓男君 登壇〕 ◎保健福祉部長(山下卓男君) それでは、私の方からは、まず高齢者福祉施策について、そのうちの2番目の非課税所得の引き下げにより影響する高齢者福祉助成制度は何があるか。また、その対応策は考えているのかとのご質問に対しましてお答えさせていただきます。 非課税所得の引き下げにより影響を受ける高齢者福祉の制度といたしましては、まず1番目といたしまして介護用品購入の一部を助成する家族介護用品支給事業、それから2番目といたしまして、介護保険サービスを1年間にわたって利用しなかった家族に対して慰労金を支給する家族介護慰労事業、それから3番目といたしまして、社会適応が困難な高齢者に対し、指導員を派遣し、日常生活の支援、援助を行う生活管理指導員派遣事業、4番目といたしまして、在宅の高齢者に対し、寝具類の洗濯、乾燥、消毒を実施することにより、快適な生活を維持することを目的といたしました寝具類洗濯・乾燥・消毒サービス、それから5番目といたしまして、在宅の高齢者に対し、日常生活用具を給付することにより、日常生活の便宜を図ることを目的とした日常生活用具給付事業、それから6番目といたしまして、生活支援を必要とする在宅の高齢者世帯に対し、生活支援訪問員を派遣し、必要な家事援助サービス等を提供し、自立生活の継続と介護予防を目的とした高齢者軽度生活援助事業、それから最後に7番目といたしまして、65歳以上の者であって、身体上もしくは精神上、または環境上の理由及び経済的理由により、居宅において養護を受けることが困難な者を養護老人ホームに入所させる養護老人ホーム入所措置、以上7事業が該当するものと考えてございます。 これらの事業についての対応でございますが、今後は検討してまいりたいと考えておりまして、現時点ではどうこうといった考えではございません。 続きまして、2番目の介護保険制度についての質問でございますが、そのうちの居住費、食費の全額負担に対して低所得者への対応はどのように考えているのかとのご質問でございますが、居住費用や食費が在宅と施設の利用者負担の公平性の観点から、保険給付の対象外となることによって低所得者への対応でございますが、今回の法改正によって低所得者の方にとって過重な負担にならないよう特定入所者介護サービス費、支援サービス費が創設されます。所得に応じた定額の負担限度額を設けることによりまして、低所得者の負担の軽減が図られます。 また、高額介護サービス費の取り扱いも改正されまして、保険料段階で新第2段階については、現行の月額上限2万4,600円が1万5,000円に引き下げられるなどの措置が予定されておりますので、現行制度以上に低所得者に対する措置が充実するものと考えております。 次の(2)番の地域包括支援センター設置に向けての進捗状況は、またどのような運営方針かとのご質問でございますが、地域包括支援センターの開設準備につきましては、現在介護保険課を初め関係各課で対応を協議しているところであります。センター設置は、市が直接設置する方針で、平成18年4月に1カ所を設置する予定で進めてございます。設置場所につきましては、関係各課の連携を確保できる場所を複数案検討中でございます。設置に当たり、包括的支援事業を行うための社会福祉士、保健師、主任ケアマネジャーの3職種、専門職員を確保しなければならない要件がございます。このことから、職員配置に現在では苦慮しております。今議会で各課の福祉情報を統括管理する電算システム構築のための費用を補正予算計上させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、(3)番の介護予防についてはどのような事業を考えてるかとのご質問でございますが、介護予防に資する事業は、これまで老人保健事業や介護予防、地域支え合い事業において実施されてきた既存事業も踏まえつつ介護予防事業を組み立てることになります。国の示す法改正後の介護予防事業の概要によりますと、全高齢者を対象とした現行の老健事業を一般高齢者施策とし、高齢者人口の5%程度の虚弱高齢者を対象とした特定高齢者施策との大別しております。今後、虚弱高齢者に対しましては、介護予防の観点から運動機能、機能向上、栄養改善、口腔機能の向上、閉じこもり予防支援、うつの予防支援、認知症の予防支援等の事業で実施していくことになります。健康づくり推進課で既に実施している事業もございますので、地域包括支援センターを新体制での中心拠点として実施するよう関係各課で事業調整を行っておる現状でございます。 以上です。 ○議長(中村勝行議員) 市長。            〔市長 立岡脩二君 登壇〕
    ◎市長(立岡脩二君) 1番議員さんのご質問にお答えしたいと思います。 高齢者福祉施策につきましては、市独自で負担軽減や対応をどのように考えているのかということでございます。先ほど部長が説明しました7事業を一生懸命やっていくということが大切であろうかと思っておりますし、直接負担軽減等、財源の問題もございますので、先ほどの堤議員じゃございませんけれども、財源はこれを充てたらどうかというご提案もいただけたらというように思っております。一生懸命我々も考えてまいりたいと思っております。 それから、介護保険制度についてでございますけれども、もう前々から、また口ぐせみたいにと言われるかもしれませんが、みんな元気でなかよくというのが、これがこの高齢者時代をやはり幸せに暮らす根本でございます。これを大切に、この視点に立って推進をしていきたいと。いわゆる、介護予防の方へ軸足をもっていくということも前々から申し上げております。旧町時代からの施策も取り入れておりますし、さらには健康になるための施策について調査研究ももっともっと進めていきたいなというように思っているところでございます。 乳幼児の無料化、または年齢の引き上げでございますけれども、第1段階として就学前ということにそろえさせていただきました。今後も子どもたちたくさん、元気な子どもたちが育つということが大切であると思いますので、いわゆる、まずは財源の確保をどうするかということを見据えた上で考えてまいりたいというように思います。 それから、子ども医療無料化制度という名前を変えてはどうかという点では、私はいいなと思うんですけれども、事務方の方でその辺、そごがないような形で検討させていただけたらというように思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中村勝行議員) 島津議員。            〔1番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆1番(島津幸枝議員) まず、1番目の項目の高齢者福祉施策についてです。保健福祉部長にもう一度お伺いします。 部長からさまざまな事業が市民税非課税世帯でなくなった場合に受けられなくなることがお聞きしました。しかし、特に介護用品支給事業といったらおむつですよね。だったり、家族介護慰労事業とか、寝具類洗濯・乾燥・消毒サービス事業とかっていう事業の趣旨には、介護保険サービスを利用しなかった高齢者を介護する家族に対し介護に対する慰労金を支給し、家族の経済負担の軽減を図るとともに要介護高齢者等の在宅生活の継続及び向上を図るためとあります。非課税世帯となったことで経済的に余裕がある根拠は全くないですし、家族が介護サービスを利用せず在宅での介護をするということは、本当に大変なことだと思います。毎日毎日、本当に介護介護の連続です。経済的にも肉体的にも精神面においても多大な努力を必要とします。そういう家族の方に対して行ってきたすぐれた事業だと思います。ましてや、高齢化で在宅介護とか家族介護を推進している時代に在宅高齢者やその家族から今まで受けられていたサービスが受けられなくなるということでいいんでしょうか、時代の逆行ではないでしょうか。これに対して、給付対象者の範囲を検討されるつもりはありませんでしょうか。 ○議長(中村勝行議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(山下卓男君) お尋ねの介護用品の支給事業、これは主におむつ等でございます。これにつきましては、現在は非課税世帯の場合、月1万円を限度として12万円までが支給されますが、非課税世帯となれば月5,000円ということで年額6万円の支給となります。したがいまして、ほぼ2分の1になくなります。 それから、先ほどの家族介護慰労事業、この方につきましては市民税非課税世帯のみが対象でございますので、非課税世帯の方につきましては従来どおりですけど、枠が狭まってくるということで、非常に私どももこういったことが時代にちょっと逆行かなと、財政が厳しい現状から国においてもやむを得ないのかなということで、このことに関しましては、現段階ではそれでは市としてどうしますというのは、現時点では決定してございません。検討してまいりたいと考えてございます。 ○議長(中村勝行議員) 島津議員。            〔1番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆1番(島津幸枝議員) ぜひ検討していただきたいと思います。これからだんだんだんだん介護が必要とされる高齢者がふえる中で、家族の介護っていう役割は大きいと思います。家族介護をしている方には、それ以外にはほとんど手当もないわけですから、幾ら非課税世帯じゃなくなったとしても、今まで受けられていたサービスが受けられることは当然だと思うので、どうぞよろしくお願いします。 そこで、市長にお尋ねします。先ほど市長が財源のことを言われました。今回、この高齢者等の税制改正に伴って個人市民税の増収見込みは、先ほど約1億円ということをお聞きしました。このたびの増税で高齢者からしぼり取るお金はかなりつり上がると言われています。例えば、266万円のひとり暮らしの年金収入者の場合は、今は1万3,500円ですが、この改正で13万9,770円となり、何と約10倍の税金を支払うことになります。老年者控除により増税、定率減税の廃止による市民税の増収、これは高齢者から集めた増税分については、先ほど言われていた高齢者福祉施策に反映されるべきだと思うんです。この財源で従来どおりのサービスが適用されるよう、市独自の施策を講じるべきではないでしょうか。 ○議長(中村勝行議員) 市長。 ◎市長(立岡脩二君) 一般論になりますけど、とにかく人口もそれから収入も右肩上がりという制度をここで改めようというときには、大変痛みが伴います。というのは、今までのサービスが受けられなくなる方が出てくるし、負担もふえてくると。だけど、それをしのがないと我々の次に来る子どもたちを考えたときには、やっぱりここで頑張ろうというやっぱり気持ちがなければ、ただ目の前のことだけでどうしてくれるんでという話にはならないと思う。我々は歯を食いしばって覚悟をして、この大変な時期を乗り切っていこうという覚悟が要ると、これ前々から言っております。 ただ、もう先ほどから言っておりますように、国は何をやるのかと言ったときに、防衛も外交も大事です。でも福祉については全部国がやりますと、これが大切な、これが。A、B、C、自治体があって、Aの方がそういう意味で福祉関係に手厚くって、Bが低い、Cはさらに低い。そんなようなことで国民の幸せが国として守れてるかというたらそうじゃないでしょう。その辺を一生懸命私はやっていきたいというように思います。ただ、目の前のことについても、先ほど言いましたけど、やはり知恵を出して周知を集めてみんながこれならいいぞというようなものを考えていきたいと思いますので、ぜひご協力もお願いしたいと思っております。 ○議長(中村勝行議員) 島津議員。            〔1番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆1番(島津幸枝議員) 財源のない中、市長のおっしゃるとおりだと思います。ただ、家族介護という面では、本当に家族の方が介護をしてるおかげで介護サービス、その方が使ってないわけだから、市の財政的にも助かってる部分は多いと思うんです。たちまち家族の方が介護をやめてしまったら、それだけ介護サービスの負担量がふえるわけですから、この家族の介護慰労事業や介護用品支給事業については、もう少し検討をしていただきたいと思うんですけれど、いかがでしょうか。 ○議長(中村勝行議員) 市長。 ◎市長(立岡脩二君) 検討につきましては、新しい制度になったときに、本当に市として何ができるのかということについては、ぜひ検討をしていきたいというように思っております。 ○議長(中村勝行議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(山下卓男君) 申しわけございません。ちょっと補足説明させていただきます。 介護用品購入の一部を助成する介護用品支給事業、これにつきましては現状では23名の方がご利用なさっております。それから、家族介護慰労事業、これについては、現在では支給実績はございません。 以上です。 ○議長(中村勝行議員) 島津議員。            〔1番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆1番(島津幸枝議員) 介護保険制度について再質問させてください。 まず、居住費、食費の全額自己負担は大幅な利用料の引き上げです。そこで、政府も法人による利用者負担減免制度を今後すべての法人で実施させる方針であるようですが、その件については、運用改善など検討されているんでしょうか。福祉部長、お願いします。 ○議長(中村勝行議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(山下卓男君) 現時点では、まだ検討にまで入ってございません。現時点では、システムをとりあえず来月の10月あたりから進めていかないと逆算して間に合わないというようなことで、今回予算を計上させていただいておりますが、地域包括支援センターの設置条例等につきましては、12月議会にお願いしようというふうなことで考えてございます。詳細なことがまだ県から示されてない部分もございまして、これから県の方から順次説明会等あった時点で具体的に前へ進めていく予定にしてございます。 ○議長(中村勝行議員) 島津議員。            〔1番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆1番(島津幸枝議員) 私が先ほど質問したのは、居住費と食費の全額自己負担で、利用料が引き上がるということで、社会福祉法人で減免制度を実施されてるところが何件かあるということです。それで、政府としては、すべての福祉法人で実施させる方針であるということなんですけれども、そのことに関して市は何か関与されているのかが聞きたかったんですけれども。 ○議長(中村勝行議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(山下卓男君) 申し訳ございません。質問に対しての答えになってございませんで。一切市の方は現時点では、私は関与してございません。保健福祉部では関与してございません。 ○議長(中村勝行議員) 島津議員。            〔1番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆1番(島津幸枝議員) 居住費と食費に関しては10月から実施、全額自己負担は10月から実施するということです。それと、政府でも早急に全法人で減免制度の実施をということなので、瀬戸内市としても何らかの協力をしていただきたいと思います。 あと、地域包括支援センターについて、保健福祉部長にお尋ねしたいと思います。 事務量、仕事量とも、今計画されている体制では無理があるように思われます。設置条例を12月ということなんですけれども、今ある在宅介護支援センターについては、どういう役割で残していかれるつもりでしょうか。 ○議長(中村勝行議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(山下卓男君) 現在の在宅支援センターについては、そのままにして地域包括支援センターと連携を取ってやりたいというふうに考えてございます。国におきましては、地域包括支援センターについては、中学校単位で1カ所というようなことでございますが、とりあえず、瀬戸内市としてはまず18年度に1カ所設置するということで、将来2カ所か3カ所になるかわかりませんけど、現時点ではとりあえず18年度から4月1日からスタートできるように進めてまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(中村勝行議員) 島津議員。            〔1番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆1番(島津幸枝議員) 地域包括支援センター、また済みません、同じ地域包括支援センターについてです。今言われたように、中学校区に1つということが言われてるんで、将来的に2カ所、3カ所になることを望んでいます。しかし、今1つしかないので、在宅介護支援センターとしっかり連携を取って、事業の方進めていただきたいと思います。 そして、地域包括支援センターに運営協議会を設置することになってるんですけれども、ぜひ現場の意見や利用者や家族の意見がきちんと反映されるような協議会にしていただきたいと思ってるんですけど、構成員についてはもうお考えがあるのでしょうか。 ○議長(中村勝行議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(山下卓男君) 現時点では、まだその段階に至ってございません。議員さんご提案のいろんな方面からということは、私どもも考えてございますので、これから検討していきたいと考えてございます。 ○議長(中村勝行議員) 島津議員。            〔1番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆1番(島津幸枝議員) どうぞ、現場の意見が本当に重要になってくると思うんでよろしくお願いします。 国で新予防給付の実施について2年おくらせてもよいと言っています。準備不十分で始めて、利用される方に迷惑かかったり、重度化が進んだりするようであれば、体制が十分整った上での開始も検討すべきではないかと思うんですけれども、それについてはお考えがありますか。 ○議長(中村勝行議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(山下卓男君) 現段階では、介護予防の中で現在健康づくり推進課の方で予防事業やってございます。これが介護保険事業と重なるわけです。同じような事業になります。そういったこともございますので、現時点では4月1日からスタートしたいというふうに、私どもは準備してまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(中村勝行議員) 島津議員。            〔1番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆1番(島津幸枝議員) 準備不十分でいろんな事故があったりとか、高齢者に迷惑がかかったりすることのないようにはしていただきたいんですけれども、十分準備期間を使うっていう手段もあると思うので、その辺よく判断してください。 最後に、乳幼児医療費についてです。市長にです。少子高齢化で子どもさんを育てやすい環境というのは、若い人たちにとっても大変魅力のあることです。若者定住を促進する観点で、子どもの医療費無料化が進んでいる自治体は多くの期待を寄せられて、魅力のあるまちであると思うんですけれども、それについてどうお考えでしょうか。若者の定住化っていう観点でお願いします。 ○議長(中村勝行議員) 市長。 ◎市長(立岡脩二君) 今回の就学前までということを決めるに当たって、いま一歩先んじることはできないかという検討をいろいろいたしました。ただ、今全体計画が総合計画を初め、将来計画をやってる中で余り突出して進めていくということにはちょっと抵抗がありますので、ある時期、またそれについては今回検討した内容も残っておりますから、さらにステップアップができればいいなというように個人的には思っております。 ○議長(中村勝行議員) 島津議員。            〔1番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆1番(島津幸枝議員) よく市長が魅力あるまちづくりっていうことをお聞きするんで、本当そういう観点で考えていただければ少子化対策も前進、今回のようにどんどん前進していくと思い期待します。 それから、高齢者福祉や介護保険制度についてですけれども、市長の言われるように本当に元気で明るいでしたっけ、ごめんなさい。元気でなかよくっていうことを言われたんですけれども、本当家族の方の介護っていうのが本当に元気でなかよくというので、あと地域もそうですしというので重要になってくると思います。本当、少子高齢化対策で頑張っていきたいですし、いただきたいと思います。皆さんよろしくお願いします。終了です。 ○議長(中村勝行議員) もう答弁はいいんですか。 1番。            〔1番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆1番(島津幸枝議員) よろしいです。 ○議長(中村勝行議員) 以上で島津議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩いたします。            午後2時8分 休憩            午後2時20分 再開 ○議長(中村勝行議員) 再開いたします。 次は、23番山口議員の一般質問を行います。 23番山口議員。            〔23番 山口光明議員 登壇〕 ◆23番(山口光明議員) それでは、早速質問に入らせていただきます。 最初に、過疎地域対策についてお伺いいたします。 今まで旧町では、平成2年から過疎地域活性化特別措置法に基づき、過疎対策事業を実施してきておりますが、少子高齢化の振興と人口、特に若者の流出が続き、地域の企業の撤退などにより、産業経済が停滞し、現在もなお厳しい状況が続いております。15年間の過疎債を活用しても、先ほど申し上げましたが、若者が流出の後、お年寄りだけが残り、あそこもここももう少しすると空き家になるなあというような地域の人方からささやかれておるのが現状でございます。今回、瀬戸内市の各地区の人口の増減を調べてみますと、牛窓、鹿忍、長浜地区はもちろんのこと、本庄、玉津、裳掛、美和地域でも人口減になっております。旧牛窓町は、過疎債があるため、過疎対策事業を実施しておりますが、過疎債がなくても人口減の地域も同じような対策を実施すべきだと思われますが、市長、どう思われますか。 行財政改革には、当然合理化、統廃合を実行していかなくてはならないと思いますが、この合理化、廃統合は、一番やりやすい過疎地を次々に襲うのではないでしょうか。行政報告の中に、本市においても財政状況は国と同様に深刻な状況にあり、大改革のときを迎えた。痛みを伴っても断固として行財政改革を推し進めていくとのこと。現在では、JAの邑久郡も合併後は、牛窓、長浜、玉津の支所を統廃合し、1支所にするとも言っております。長浜、玉津地区においては、食料品売り場もないような現状になってきております。そういうような心配があるわけでございますが、また今回郵政民営化関連法案が可決すると、過疎地域の郵便局なども統廃合するんではないかなと、私もそのように思っております。市長、過疎地は今後ますます過疎になるのではと懸念しますが、過疎活性化の対策は考えておられるでしょうか。 次に、東南海、南海地震対策はどのように行われているか、お伺いいたします。 ことし5月26日の山陽新聞によりますと、岡山県内の瀬戸内海沿岸8市町を対象にした東南海、南海地震の津波浸水予想図を公表しております。防波堤など浸水を防ぐ構築物をすべて破壊され、大潮の満潮時と重なったと想定しますと、最も被害が大きいのは笠岡湾干拓地と瀬戸内市牛窓地区の錦海塩田跡地の計、約15平方キロメートルで、4メートルから5メートルの浸水被害が発生、この地震は海溝型地震で、100年から150年周期で発生するとされている。想定される地震規模はマグニチュード8.6と、巨大で、今後30年の発生確率は50%から60%と言われております。ここに津波予想図がありますが、見ていただいて、皆さん方によう見ていただきたい。            (「配れ」と呼ぶ者あり) 瀬戸内市沿岸沿いはすべて2メートルから50センチの浸水、また考えられないような、今城、大窪、仁生田周辺でも、1メートルから50センチの浸水、錦海塩田跡地、長浜干拓は3メートル以上の浸水、その周辺、尻海、長浜、師楽は、2メートルから50センチの浸水と予測されます。市長の行政報告中には、瀬戸内市地域防災計画は素案ができ次第、防災会議の開催、県との協議に入り、また津波避難誘導計画及び津波、高潮に関するハザードマップを作成すると言われておりますが、現在までに防災計画の素案はどのくらい進んでおられますか。転ばぬ先のつえ、備えあれば憂いなしと言います。一日も早く防災計画を立て、瀬戸内市民に徹底し、市民が安全、安心できる防災計画を作成していただきたい。しかし、地震も天災ですから、万全な体制ができていても、万が一のことがあります。起きてからの措置も防災計画に盛り込まなければならないと思いますが、いかがでしょうか。 続きまして、市立病院運営審議会設置後の経過についてお伺いいたします。 6月定例会での諸般の報告の中では、岡大教授を初め議会、医師会、国保運営協議会、学識経験者、経営診断士を交えた審議会を設置し、平成17年度中をめどに、答申として取りまとめていただくと言っていました。今回の報告では、今までに2回の審議会を開催し、地域医療の考え方、救急体制のあり方、両病院の機能づけ、機能分化、公設民営等病院経営のあり方など、協議を行っているそうですが、もう少し詳しく説明をお願いいたしたい。また、審議会の議題の中に、総合病院の計画はあるのでしょうか。これについて答弁をお願いいたします。 ○議長(中村勝行議員) 市長。            〔市長 立岡脩二君 登壇〕 ◎市長(立岡脩二君) 23番議員さんのご質問にお答えしたいと思います。 過疎地対策ということでのご質問がまずありました。なぜ過疎になるかという原因がまずきちっと分析されなければ対応はできないと思います。 それから、過疎というのはどういうふうな状態を言うのか、ただ人口が減ったから過疎なのかということについても議論が必要だと思います。私は前々から言っておりますように、瀬戸内市は交流都市ということで進めていきたいと言っております。人口が、やはり増加している、人口が減少している、これによってその都市の発展のバロメーターになると。ただ、その人口については定住人口と交流人口があると。これがプラスされたものでもって人口がふえてるか減ってるかというのを判断しなきゃいけないというように、もう前々から申しておりますけれども、過疎の問題もやはりこれが一つのバロメーターになるんではないかなというように思っております。現在瀬戸内市で過疎に、過疎化してるというのは、先ほど議員さんのおっしゃられる地域がそうだと思います。どうして過疎になるかということを考えていくと、利便性というのが一番に新しく家を建てるときにどこへ建てるかと、便利のいいところへ建てると、何が便利がいいか。今はやはり教育環境、それからいわゆる交通の便ですね、それから働き場所、そういうなものが上げられると思います。 そうした面で、現在の過疎化してるところに物差しを当てますと、いろんな原因が、原因と対策、これが出てくるんじゃないかなというように思っております。私は前々から言っておりますように、いわゆる現在過疎化してる海岸部、これはどこにもない、非常にすぐれた自然と歴史、文化を持ってると。ですから、そこへ工場を誘致しようというのも、ある意味で非常に短絡的な、私は答えになるんじゃないかと思うんです、実質的じゃありません。いわゆる今工場を誘致するなんていうのは、もう至難のわざですね。自治体間競争があります。いわゆる工場用地をつくった上で、とにかく企業誘致をやってるとこ、瀬戸内市は何もない、畑や山がある。そういう中でうちに来てくださいという、これ明らかに負けです、はっきり言って。だから、そういう形のものに取り組んでいくためには何しなきゃいけないかということ、それ以前にまだやれることがあるんだ。やはりオンリーワン、オリジナルなものでもって勝負をしていくということになると、先ほど申しました自然、歴史、文化、これを海岸部は生かしていかなきゃいけない。これがいわゆる海浜文化都市をつくろうということでございます。交流という中には、それにプラススポーツ、これは国体が終わりましたけれども、本当に大勢の方に来ていただいて、経済効果を牛窓地域に、瀬戸内市含めてどれぐらいあったか試算をしてみたいと思いますけれども、瀬戸内市の外から瀬戸内市へ来てくださる方の人口、これが年間どれぐらいになるかということをやっぱり考えていく、それに対する計画は立てていくということですね。ですから、具体的に言いますと、交流人口といいますと、観光ということがまずあるわけですけれども、今回スポーツも交流の大きな、産業とは言いませんけれども、大きな力を持ってるということがわかります。観光面で言いますと、余り具体的な話になって恐縮ですけれども、これから取り組もうとしてることは、修学旅行の誘致です。先日、私牛窓へ行きまして、ボランティアの人といろんな話、懇親会で話を聞きました。白石島、現在20校の修学旅行を受け入れてるということです。牛窓も受け入れておりますけれども、まだ20校にはこれ達してないと思う。白石島で20校の修学旅行を、いわゆる受け入れてる。これはすばらしいことだと思うんですね。じゃあ、瀬戸内市でそれができないんかということを考えると、そんなことはない。瀬戸内市だったら40校でも50校でも受け入れるだけの、それだけの要素がある。ですから、過疎化を防ぐというには工場を持ってくるとかという、そういう短絡的なことでなくって、そこの過疎地が持っている、いわゆるオリジナルのものをいかに生かしていくかということが大切であろうということで、まずそれに取り組んでいきたいということで、その準備をやっているところでございます。本庄にしてもそうですね、横尾山という古い古刹、竹久夢二の生家もあります。それから、いわゆる古い須恵器を中心にしたものが、旧長船地区ずっと山すそにあるわけです。もう田んぼもあり、自然もあり、グリーン・ツーリズム、それのメッカですね。ただ、それに日を当ててなかっただけの話、それをこれから一生懸命地域の皆さんと知恵を出し合ってやっていくということが、過疎対策の第1番ではないかなと私は思っているところでございます。 その次の地震の起こる対策でございますけれども、いわゆる上限をどこに設定するかということが、その対策のどこまでやるかの基準になります。この辺を防災計画の中で練っておりますので、しばらく待っていただきたいというように思っているところでございます。ただ、そんなことをやりょうるうちに、高潮や、それから洪水が起こったらどうするんならということで、とりあえず避難場所については、昨年の災害を教訓といたしまして、洪水、高潮、地震、それぞれ各地区で、まずどこへ逃げようかという避難場所を、設定を地域の皆さんのご意見も入れてつくっているところです。ですから、想定外の災害等が起こりましたら、まず避難場所へ逃げるということ、その逃げる前に何が必要かというと、やはり情報の的確な伝達が必要であると。今回、避難勧告を出しました。一昨年の災害のときには、避難勧告等が出てもなかなかそれに従ってくださる方が少なかったんですが、今回は避難勧告を出させていただきますと、大方の方がそれに従ってくれたというようなことで、我々は一つ一つ学習をしながら、質を高めていきたいと、そのように思っているところでございます。 それから、病院のことでございますけれども、これは今担当の部長の方から説明をさせますけれども、先ほど議員さんのおっしゃられたような、これからの市民病院のあり方、その辺をきっちりと答申で出していただきたいということで、私も期待をしているところです。本当に市民病院が要るのかどうなのか、もうそのあたりからやはりしっかり議論をしていただきたいなと思っているところでございます。 先日の監査報告の中にもありましたけれども、非常に厳しいご意見が述べられております。これは市民病院の存続をどうするかという根本的な問題提起をされていると思いますので、一生懸命やってまいりたいと思っております。 ○議長(中村勝行議員) 病院事業部長。            〔病院事業部長 俵 作久雄君 登壇〕 ◎病院事業部長(俵作久雄君) それでは、23番山口議員さんの3の市立病院運営審議会を設置、その後につきましてにご答弁をさせていただきます。 まず、第1には平成17年度めどに審議会の答申ということでの経過が今回の行政報告の中にございました。その具体的なこと等についてということでございます。まず、現在までに2回を行っております。そうして、地域の医療の考え方といたしまして、先ほど市長も是非論から話をしておるというようなお話もございましたように、市としての医療機関がどうあるべきかというところでございます。それには、市内には医科が大体20、それから歯科が16ということで、非常に公立と開業医の連携がありながら、それだけの医療ニーズがあるというところでございました中の地域の医療の考え方は、両病院ともベッドを持っておるというところに非常に地域への医療の安心というところが大きなポイントになろうかと思います。そして、なおかつ身近な診療施設で治療ができるということが、ここが一番に地域医療の考え方ではないかというようなご議論を委員会の中でも、種々さまざなご意見をいただいております。 そして、次の救急体制のあり方等々でございますが、これも審議会の中で万全の最新鋭機を備えたような救急体制をというようなご意見、それからあるいは現在の状況から考えたときに、3次医療はいわゆる岡山の基幹病院への連携、情報との転送体制がとれるというような、いわゆる連携を重視したようなところで、第1次、第2次の昼というところでの初期診療、これに徹するようなお考えのご意見も出ております。実際には、そういう病院づくりをするためにも、当然その施設そのものだけでなしに医療機器、それからそれに携わるスタッフ、医師等の問題も今後の中には十分検討していかなければなりません。ということで、救急体制も非常に難しい問題の一つでございます。 そして3つ目には、邑久、牛窓の両病院の機能づけであったり、それから機能の分化ということでございますが、これはあくまで当初にこの瀬戸内市の医療、診療状況等を、アバウトではございますが、調べております。そうした中で、実際にはどの程度が瀬戸内市の中での機能に必要なのかというとこ、それからある程度高齢化が進む中、少子化の問題もございます、そうした中で高齢者に対するいわゆる回復病棟であるとか、療養病棟であるとか、こういうようにいわゆる医療を長期化になるような内容での審議がなされております。 そして、一番になります公設、それから公設民営、それから民営というようなところで運営をする以上にもその採算性が求められております。そういうところでのあり方が今後十分協議をしていって、いよいよ本格的な協議に入るものと考えておりますので、ご理解をいただきますようによろしくお願いいたします。 そして2つ目、審議会の中に総合病院の計画はあるか、市立かPFIかということのご質問でございます。これにつきましては、まず総合病院といいますのは、平成10年医療法の改正によりまして、総合機能というものの位置づけがなくなっております。この総合病院が以前あったときの要件といいますと、内科、外科、それから複数の診療科目の中にも、当然産婦人科等々が含まれております。こういうものがあった段階の総合機能を持った病院というところで、総合病院ということにはなっておりますが、現段階ではそういう総合をつけないというところでございます。 そして、このPFIと、それから市立かというところでございますが、このPFIにつきましては議員さんもご承知のように、公立病院等の経営の効率を向上させるための方策としての管理委託の一部ではないかと、このように考えております。このことにつきましては、今後の審議会の中でまた十分協議をさせていただきたいと、このように考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(中村勝行議員) 山口議員。            〔23番 山口光明議員 登壇〕 ◆23番(山口光明議員) 市長、過疎対策の件ですけども、これから市長言われたように、一番最初から観光、観光というて言うたところで、観光で飯は食えることは絶対ないですよ、地域の人が。全般的な問題として、やはり観光というのは必要なと思いますけども、地域の、そしたら裳掛の人とか、尻海の人やこうで観光でどうやって食うていくんです。まず難しいと思う。そういうとこから、今市長も言われましたように、利便性というのも大事だと思います。そうした中、もうこれは理屈だけじゃなくて、今計画も立っておられたじゃないですか。佐井田の辺から虫明まで行く道路もどないか、バイパス通ってでもきちっとした広い道をこしらえにゃいけんのじゃというような計画も私は聞いておりますよ、今まで何もできてないじゃないですか。そういうような、一番大事なのは何かというと、やっぱし交通の便利ですよ。今、皆それは通ってきょうりますけど、いろんなところで細くなったりして、通行には割と皆さん不便にしております。 それと、結局誘致ですわね、遊休地の利用ということで、私なんかは思うとんのが、前の牛窓町であった場合には、当然SECの跡地、それをどういうように生かして、地域として生かしていくか、当然そこの企業まで町長は行って、いろんな方向で話し合って、それでそれを企業としてまたやってもらうんか、企業はその土地を売却してでもするのか、また今言いましたように、PFI方式でやるとか、いろんな問題をやっぱし考えていただかにゃいけんのじゃないかなと私は思うわけですよ。ぜひともそうした中には、錦海塩田の跡地ででも、塩田の場合はなかなか下が沼地みたいなんで使い勝手が悪いかもしれませんけど、今塩田の塩をつくっていた工場跡地もあるじゃないですか、あっこら辺は水も来とる、電気は来とる、港はある、もう立地条件としたら一番いいとこなんですよ。そういうようなのでも、やはり企業の社長と会って今後どういう計画を立てられるのか、やっぱり地域の活性化を図るためには、あんたとこの企業も来てやってもらわにゃいけんとか、またそういうような努力もやっぱり一番にしてもらいたいなと私は思うとんです。市長、どう思われますか。 ○議長(中村勝行議員) 市長。 ◎市長(立岡脩二君) 観光事業について、とりあえず申し上げました。それがすべてとは申し上げません。いわゆるその地域地域の特性を生かすということの中で、瀬戸内市が目指すものは交流都市と、そういう中で取り上げればそういうことがあると。ですから、人が、要は人口の問題で、いわゆる交流人口っていうのは、よそから来てくださる、今回もそうですけれども、地元の魚を食べていただき、野菜を食べていただき、そういう意味で観光事業というのは、それだけで成り立ってるんでなくって、そのすそ野が他の1次産業、2次産業、3次産業に及ぼす影響が広いという意味での魅力があるわけですね。ですから、やはり特産づくり、当然海産物も農産物も取り組んでいかなきゃいけない。そういうものがあるから初めて観光産業が、単なる観光産業で終わるんでなしに、交流産業という形で広がっていくということを申し上げました。企業誘致をほうっとくということじゃありません。これはその覚悟は要ります、大変、そういう意味では。特によその企業の土地の話をする場合は、さらに覚悟が要るわけです。ですから、その辺の遊休地と称される土地を持ってる方との話し合いも当然必要でしょう。 それから、錦海塩田とSECになると思いますけれども、大きくはですね。これは前々から言ってますように、瀬戸内市の大きな開発のポイントであるという視点に立って話をしているわけです。なるならないは別として、じゃあ塩田跡地をどうするかということで、錦海塩田のトップとの話の中で、私が申し上げたのは、エコ産業を中心とした地帯にしてほしいということを申し上げております。いわゆる錦海塩田に対するイメージを逆手にとって、近代的なエコ産業の工場があそこへできるというのが、私は理想じゃないかなというお話もしております。決してほうっとるわけじゃないんで。ただ、本当にこの企業誘致は熾烈です、本当に。ですから、それだけの竹やりだけじゃ、とても太刀打ちできない。ですから、吉井川沿いの工場が立地しておりますけれども、工場立地にすれば水があり、いわゆる地盤がしっかりしてるっていう意味では、非常に優良な地域ですね。ですから、進出してくる工場もその立地条件をきちっと言われるわけです。だから、それに適合したところを我々は提供をすぐできなきゃいけない。そういう意味では、じゃあ工場の用地をこれから市としてつくって、それで売りに行こうかということにすぐ飛んではいけないと思いますので、この辺は十分に議論をさせていただいて、工場誘致の点については真剣に考えていかなきゃいけないなあというように思っているところです。 利便性の面におきましては、いわゆる社会的資本、道路である、それから生活環境でも下水、ですから瀬戸内市は今何をやってるか、重点的に何をやってるかというと、生活インフラ、生活環境をきちっとやる、その中に何がまず第一かというと、下水だということで、もう下水にかけていってるというのが、多分外から見られたら、おっ瀬戸内市は下水をまずやろうとしてるんだなあと、予算を見ればわかると思う。我々はその生活環境の中で、下水にとにかくを的を絞って、今取り組んでいるわけです。ですから、当然交通インフラにつきましてもそうですし、生活インフラについてもあだにおろそかにしているわけでは決してございません。定住人口をふやすためには、何がなんでもそういうインフラ整備をやっていかなきゃいけないというように思っておりますので、そちらの方でも頑張ってまいりたいと思っております。 ○議長(中村勝行議員) 山口議員。            〔23番 山口光明議員 登壇〕 ◆23番(山口光明議員) ある程度わかりかけてきたように、気もするんですけども。今、市長、仮に名前を出しますけども、裳掛なら裳掛は、なぜ今人口減になりつつあるのか、それで玉津はどんなんか、牛窓の長浜全部どんなんかというようなことを、一遍職員の方にでも把握させてもらって、これはどんなことがあろうとも、何で人口減になっとんかというのを、根本的なものをつかまんと、下水道も今までなかったものです。そやから、これからそれをやればこういうような若者の定住がふえてくるんじゃないんかというのは、私もわかりますよ。しかし、現状を把握して、何が原因で過疎になりつつあるのかというのがきちっと出てこん限り、そこの地域は活性化はまず不可能じゃないんかなと私自身は思うとんです。だから、ひとつみんなの知恵を拝借して、その地域地域がなぜ今過疎に進んでいきつつあるのかというようなものをやっぱし調べていただいて、私らもそれは当然一緒になって調べりゃいいわけ。ほれは牛窓町を一つとってみても、私らから思えば赤穂線の駅が牛窓町へあったら、牛窓町今みたいな寂れ方は絶対しておりません。だから、先、先へよそより先へ先端技術というんですか、先端を行くような物の考え方をもって、これからは過疎対策はやっぱり進めていってもらわんと。それと、今さっきも言いましたように、牛窓町は過疎債というのがあって、現時点でも、今年度でも3億5,000万円ほど使えるんか、使うとんですか、何かそのようなことも調べたら出ておりましたけど、結局それと同じような対策を、計画は同じような計画を、今人口減のところへもつけて、それは国からは金は出んにしても、同じ対応はしていただいてもらわにゃいけんのじゃねえかなと、過疎となっとるとすれば、一緒の対応をして、過疎債は出んけども、過疎債がついとんと同じような物の考え方で、よその過疎になりつつある地域を守っていただかんと、これは過疎債があるから牛窓町はようけ工事をしてもらよんじゃとかというんじゃなしと、───────────同じ瀬戸内市ですから、過疎債がなかっても過疎対策というのは、きちっとしていただきたいなと思っております。市長、どない思われますか。 ○議長(中村勝行議員) 市長。 ◎市長(立岡脩二君) もう御説ごもっともで、最初に私申し上げましたように、なぜ過疎になるかということをきちっと分析しないと、その回答は出てこないと。よく言われているのが、いわゆる教育環境であったり、交通の整備であったりということが一般的にはよく言われてる、最初に申し上げたとおりでございます。 それから、牛窓に対しては過疎債が使えるということで、これはもう大変財政運営上、市にとっては恵まれてるなあというように思うわけです。ですから、過疎対策をするにしても、牛窓はおっしゃるとおり過疎債を使えると。ただ、それと同じものを過疎になってるとこへ使うという、料として、金額としてということにはなかなかならない。だから、そこ先ほどから出てるように、この地域には何が必要なのかということ、それからなぜ過疎になってるのかということを、きっちり分析した上で何が必要なのかということで過疎対策をするということが必要になってくるわけであります。 余談になるかもしれませんけれども、これだけすぐれた農地を持ってる瀬戸内市が、私は悪くなるはずがないと思っております。米をつくってるからだめなんで、米をつくってるから。ただ、それも肥料を使って、とにかくようけとれりゃええというようなつくり方をしてるからだめなん。だから、そこからそこにあるものをどのように使っていくかと、何をつくるかという、今そこにあるものを中心に活性化を考えないと、それは何を持って来たってだめなわけです。ですから、農業がきちっと所得が取れるようになれば後継者は出てくるわけです。農業をやって、普通の、普通のというか、お勤めの方と匹敵するぐらいな所得が取れれば定着するんです、会社へ勤めて、上役にいろいろ言われてするより、自分が自分なりにつくっていく、それの好きな人っていうのはいっぱいいるわけです。ただ、所得が取れないから、農業から離れていっとる。後でいろいろお話が出てきます、フリーターであるとか、ニートであるとか、何ですか、あの人口は。それは少なくともそういう連中は全部農業をしに瀬戸内市へ来いというぐらいを、瀬戸内市の農業は自信を持って言うぐらいのことになれば過疎には絶対ならない。また、それの可能性はいっぱいあるわけです。ですから、私は悲観をしておりません。議論をすれば道は開けてくると、そのように思っております。 ○議長(中村勝行議員) 山口議員。            〔23番 山口光明議員 登壇〕 ◆23番(山口光明議員) 時間も余りのうなりましたんで。市長、今さっきお伺いしてありがたいと思います。というのが、私今度3月にはもう一遍一般質問させていただきますんで、それまでになぜ過疎になったかというような、いろんな方面のいろんなものを調べとってください。せえで、それをいかにして活性化していくかというのを皆さん方とまたすればいいです。よろしくお願いします。 それから、東南海地震の件ですけども、私は地震が起きてからの措置はということで、括弧して錦海塩田第一線堤防等と書いておりますが、これは私が一番聞きたいことなんで、地震によって破壊されて、津波が来て浸水した場合は、錦海塩田として、塩業として価値のない土地になれば、一企業として堤防の復旧はようしないんじゃないかという感じを持つんです。そうした場合に、あれ復旧ができなかった場合には、行政として市長、どのようにかしていただかにゃいけんと思うんです。実際問題として、堤防が切れて、今度は塩が入るわけでしょう。そうすると、この堤防を完全に仕切って排水せん限り、この沿岸沿いはずうっと漬かったままです。塩水が全部入ってくるんですから。そうすると、これは堤防をきちっと管理するまでに、ごたごたしょうると1年以上かかるんじゃないかというように私は思いますんで、実はつかるような箇所が、私調べてきておりますが、全部で住民の数が2,577人おります、その沿岸沿いで。それで、戸数が927戸あります。それで、一等地なんですけど、農地の一等地みたいなん、150町歩つかります。それで、民家が5分の1ぐらいつかるんです。それで、県道は2カ所つかります。郵便局も1カ所つかります。それで、JAの出荷場等もつかります。特別養護老人ホームのあじさいもつかります。へえで、駐在所もつかります。企業が、旧牛窓町で13カ所、邑久町で10カ所の企業とか事業所がつかるようになっております。これが1年もその辺もそのままになっとったらもう掘ってもねえ、皆さん首をつらにゃあいけんようになる。そこで、ちょっとありますね、私が牛窓町時分のときに、今おられる助役に質問したのがあるんです。それで、ちょっと読み上げてみます。時間がもうちょっと最後、私読み上げてみますけど、一企業が堤防を築造から半世紀も堤防排水を管理していますが、塩田は昭和46年廃止後、何も開発できず、平成14年に主要事業も廃止した現在、一企業に堤防排水の管理ができるのですか。万が一堤防の破壊があった場合、長浜干拓農地は一等地であり、農業は全滅、干拓地内の企業大打撃、沿岸地域の住民の5分の1は漬かり、死活問題である。地域は未来永劫で、錦海塩業の堤防は第一線堤防であり、沿岸住民の恐怖や万が一のときの管理責任、地域からの排水路、今急ぐプラン等を決定しなければ住民の不安は募るばかりです。主要事業廃止後、協定書等の見直しを行い、行政が堤防と排水の管理をするようにしてはどうかという質問を私がしております。そうしたときに、当時の町長は地域を預かってる立場として、特に堤防排水とも適切に維持管理ができ得るか、非常に心配である。我々行政としても大きな責任で、住民の生命、財産を守ることから大きな問題である。町だけではなく、県あるいは国等にもお願いできると思う。両町、特に特別委員会との連携で検討をし、具体的に行動を起こしていきたい。協定書問題は、協定書を細かく我々もチェックする。塩の製造廃止された時点で協定書を新たに締結すべきだという意見も踏まえて、内容のチェックをし、どういう項目を織り込むか、早急に検討、研究していきたい。上位団体である県、国の知恵や力をかりたいと思う。鋭意検討する、また合併があろうとも継続していくというような回答をいただいております。そうした中で、市長、最後にもう時間も余りありませんので、継続して、あの堤防がもし崩壊、破壊した場合に、市としてどういう対応がとれると思いますか。それで、ぜひとも国や県の力もかりて、切れたら早急に直していただくような検討もしていただかにゃいけんと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(中村勝行議員) 市長。 ◎市長(立岡脩二君) この堤防につきましては、一企業がその管理をすることについては疑問を前々から提示しております。ですから、守るというんであれば、企業がまず守らなきゃいけないと。どうしても企業では守れないということに明言されるんであれば、我々だって国や県へお願いにいかなきゃいけない。今は企業が守ると言ってるんでしょう。そういうふうに言われてる中で、我々がどう動けるんですか。だから、もし切れる可能性があると。ですから、将来的にこの堤防については、いわゆる行政、市、県、国の方で、この堤防についての管理をしてほしいというお話が来ないと、どっちかというと、わしらがやる言よんじゃから、そんなことを言わんでくれというて言われたら、それまででございます。 ○議長(中村勝行議員) 山口議員。            〔23番 山口光明議員 登壇〕 ◆23番(山口光明議員) それはわかり切っとることなんですよ。というのが、切れた時点で、もしその場で切れた後、もうできません言うたら、管理ができません言うて、それからどういうふうに対応しますか。そんなもんじゃなしと、私が言いたいのはこれからもし何かが起きたときには、国や県の管理してくれというんじゃなしと、堤防を補修していただいて、一日も早く堤防を直していただいて、排水をしてもらうような対策というのは、今からでもそういうふうな話を国や県ともう協議しとかんといけんのじゃないんですか。もう錦海塩業が絶対堤防を守る言うたからというたって、もし切れて何百億円もかかるような堤防、一企業が直せますかいと。 ○議長(中村勝行議員) 市長。 ◎市長(立岡脩二君) もしそうであると認識を企業はされているんでしたら、そのお話を持ってきてください。持ってくるように、もし私もトップと会いましたら言いますし、山口さんもそのように伝えてください。 ○議長(中村勝行議員) 山口議員。            〔23番 山口光明議員 登壇〕 ◆23番(山口光明議員) それは持ってきてください言うより、実際問題、それは市長の言わんとしとることもようわかるんですよ。しかし、私ら地域住民としたら、もしものことがあったときに、すぐ対応できるかどうかというのが、その切れたときにすぐ錦海塩業万歳です、そこで言うたときに、ああ、あの地域として、市として対応というたらごつうおくれるでしょう。だから、そこら辺も考え合わせて、それは私も企業の方へもどんなんならというようなことも言いますけども、市長の方もそこら辺を踏まえてよろしゅうお願いします。もう時間がありません。            (「議長、時間延長してあげられえ。もっと言いたいことがあるんで」と呼ぶ者あり) いや、病院の関係の方もできるだけ、もうちょっと時間があるようです。救急病院として市立病院の役割が果たせないのではないかというて、監査委員さんの方から意見書の中にも書いてあったと思うんです。旧牛窓町、邑久町の緊急搬送状況もわかるように、平成16年度は、旧2町で搬送を受けた者が888人おりまして、両病院へ入院、入った人が154人です。それで、邑久病院に搬送された患者が88人おって、そん中の62人の患者はよその岡山市とかいろんなところへ転院しているそうです。だから、緊急としての専門医療が整ってないのではないかと瀬戸内市も今後ますます高齢化が進んでいくと思いますんで、極端な発想かもわかりませんが、両市民病院を長期滞在型の病院にし、旧長船町にも市民病院がないことですし、瀬戸内市民の患者の方が、1分でも1秒でも早く搬送できるような緊急医療の整った市民病院か、PFI方式の総合病院の実現をお願いいたしまして、一般質問終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(中村勝行議員) 答弁はよろしい。            (23番山口光明議員「答弁よろしい」と呼ぶ) 以上で山口議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩いたします。            午後3時17分 休憩            午後3時28分 再開 ○議長(中村勝行議員) 再開いたします。 先ほどの山口議員の質問の中で、───────────────────────山口議員の方から削除してほしいということで申し出がありましたので、削除いたします。 次は、木下議員の一般質問を行います。 18番木下議員。            〔18番 木下哲夫議員 登壇〕 ◆18番(木下哲夫議員) お許しをいただきましたので、一般質問させていただきます。 まず最初に、お断りをいたしときます。実は先日教育長と9月2日でしたか、ちょっと議論したんですが、教育長から批判ばかりするというようなお言葉がありました。それで、私も反省しまして、帰って議員必携を読んだんですが、まず最初に議会の使命ということでお断りをしておきたいと思います。その1として、議会議員は本会議、委員会を通し、政策形成過程に参画し、瀬戸内市の最終的な政策の意思決定を議会として行っていると。そして、その2として議会の決定した政策を中心として、執行部が行財政の運営、事務処理、事業の実施をすべて適法、適正に、しかも公平、公正に、効率的に、そして民主的になされているかということを、住民の立場で批判、監視すること、以上2つの使命が住民全体の奉仕者としての議員の職責であります。そういうことを心がけながら、限られた1時間でありますが、会議規則第55条によりまして簡明に質問いたしますので、答弁も簡明にお願いをいたしたいと思います。 1として、市長以下執行部の行政運営に対しての姿勢についてお尋ねをいたします。 1の1であります。行財政についての取り組みが意気込みだけになってはいないか。委員会の軽視があるのではということであります。市長諸般の報告、3月の諸般の報告ですが、財政について厳しい財政状況の中云々、経費の節減、市有財産の適切な維持管理、有効利用に努める、人事と接遇に関しては適材適所でやると。そして、優しい接遇に徹するというような諸般の報告がありました。 6月には、行財政改革大綱を策定すると、効率的な、効果的な行財政運営を行うと。そして、今9月ですが、諸般の報告として本市も大改革のときを迎えていると。たとえ痛みを伴っても断固として行財政を推進し、まちづくり、人づくりに決意を持って取り組んで力いっぱいの努力を確保しておるということであります。ちなみに先ほど来、借金の話も出とりましたが、これは現在私の計算では、債務負担を合わせて、瀬戸内市の、俗に言う借金ですが、約272億円ぐらいあるんではないかと。そうしましたら、市民1人当たり68万円、そういうな何か数字が出ておりましたが、私はそういうふうに思っております。 以上について、実行できるものから市長は取り組むというようなことであります。いかに早く改革ができるかどうかが自治体の命運を分けると、そういうことは過言でないというふうなことから、人事院の勧告を受けて職員給与が引き下げるから、私も報酬のカットを今回提案しとんだというようなこともありました。 以上、3月から9月までの行財政についての市長の報告ですが、そこで小さなことですが、お尋ねをいたします。大きなことを言ってもなかなかできにくいんで、小さなことなんですが、実はご記憶があるとは思いますが、3月議会で民生常任委員会の質疑の中に、17年度の裳掛診療所特別会計の中、職員の業務量に関する件で、診療日の兼ね合いであります。美和の診療所の話も出ました。そして、3月議会では裳掛支所の職員増員というような一般質問もありました。そういうことを勘案しまして、民生常任委員会としては4月の人事異動に合わせて、裳掛診療所の職員の人事配置等をよく考えていただくと。兼務は辞令等が出せるんだったら考えていただきたいということを申し入れをしたはずであります。 そして、時間が流れまして6月15日からは月、水、金の診療が月、金となっております。ちなみに、張りつけております職員2人の人件費ですが、2人で1,425万8,000円、これは予算書の中で拾い出しました。そういうことからしますと、職員を上手に気持ちよく働いていただけるということからしましたら、そういうそのまま放置しているということは知りながらほうっといた。そして、片方では自治体の命運をかけるからしっかり行財政運営をやっていくんだと言いながら、ちなみにこのお二人の職員さんの月、金の勤務のみに張りつけておくということはいかがかなという感じがいたしております。ご答弁をいただきたいと、そのように思います。 1の2として、移動市長室についてであります。先ほども移動市長室、若干一般質問出ましたが、この移動市長室ですが、6月議会の一般質問、これはお二人の方から一般質問があったわけですが、市民の声を聞く方法ということで、すぐに7月から実行しております。それは市長のお考えがあってのことであります。そのことに関して私がとやかく言うつもりはないんですが、7月の移動市長室の内容を議事録等を支所長、出張所長等からいただきまして、少しこれは問題があるなと感じました。8月はどういうにするんかなと思いよりましたら、そのまま同じように改善のないまま、移動市長室を行っております。問題点として私が思うのは、この移動市長室に対する準備、そして各担当等の事前の打ち合わせ、それから住民の声を聞くときに、的確な答弁ができる答弁者を張りつけていないこと、そしてそのお話に来られた人に対するお返事がどうなってんのかな、一部は文書で出されてるというのも、私も確認いたしておりますが、その辺もここへ参加者の議事録があるんですが、この辺の精査を市長、どういうふうになさっとんか、担当課、担当課がどういうふうにしとるのか、そして市長、どういうふうに指示をしとるのか、ちょっとあいまいなとこでやっとりますんで、市長、支所長、感じたことを時間がないので端的にお答えをいただきたい、そのように思います。 それから、1の3です。合併元年なのに覇気が伝わってこない原因に思い当たるところはないかということで、例としてアスベスト、それから入札等を書かせていただいております。きょう山陽新聞の時事せんりゅう、最初はアスベストの関係なんですが、時事せんりゅうはきょうたまたまちまたへ載っておりました。8月の秀吟ということで、「今すぐに明日では遅いアスベスト」というのがありました。これは8月のちまた欄の秀吟です。ということで、アスベスト対策ですね、先日も私言わせていただきましたが、本当に住民の感情とはかけ離れた対応を行っているのではないかということであります。重ねて、その後若干対応もしていただいておると思います、教育委員会の方で。そういうことも含めながら、アスベスト対策について覇気が伝わってこないということから、お答えをいただきたい。 それから、入札、契約の関係なんですが、過去、近々私も2回一般質問で取り上げております。今回は、特に監査委員からの指摘もありました。入札契約制度については、先ほどの石原議員の質問に市長は質問にないようなことで、私に答えていただけりゃよかったのに思うんですが、石原さんに答えたということで、若干市長のお考えも変わってきたのかと思いますが、その辺について入札契約、これはもう市長の決断がなかったら、職員だけではなかなかやりにくいというのもありますから、市長が最後に引き受けるんだというような決意と気概がなかったら前に行かないことなんで、入札契約に対するお考え、それを教えていただきたい。 それから次に、職員さんの覇気に関係するんですが、職員は担当としていろいろ業務の改善とか仕事についての考え方とかアイデアとか不満も含めていろいろふだん考えとることがあると思います。そういう職員の意見を行政責任者として、どのように掌握して行政に生かしているのかと、その辺をお答えをいただきたいと、そのように思います。 それから、1の4として、例規専門職員を任用して条例、規則等の改廃とか運用の万全を図ったらどうだろうかということであります。今議会においても、事前の不勉強としか思えないような開会前の議案の差しかえがありました。 そこで、お尋ねをいたしますが、瀬戸内市事務決裁規程。例規の1の3781ページですが、そこにいろいろあります。それで、市長にお尋ねするんですが、議員は8月25日にこの議案書をいただいたわけです。市長は本会議で議案書について、内容も含めて確認をいつされたのか、議案書をいつごろ、いつ受け取られて、議会までにどれだけ目を通されたのか、どういうふうにされとんかということをお答えを願いたいと。提案説明前の軽微な字句の訂正なら、こうやって一般質問をする必要はないんですが、大きな間違いを見落とすところに私は疑問がある。それから、例規集の中にも当然改廃してしかるべきところをほったらかしとるというのがありますんで、例規審査はどうなっとんですかと。そういうことから、例規専門職員を配置または任用して条例、規則等の改廃、運用の万全を期したらどうですかということでお尋ねをいたします。 それから、大きい項目の2ですが、旧邑久中学校講堂の今後についてということなんです。これは教育長の講堂についての報告もございました。長年にわたって、旧邑久町民、旧邑久郡民に親しまれて、愛されて、思い出の深い施設です。もう教育長のおっしゃるとおりだと私は思います。ところが、先日喜之助フェスタのときに講堂の玄関前のバベの木が移植されとったんですよ。これはもう撤去、刈り出される前兆かなということで、私もバベの木どこへ行ったのかと思って聞きましたら、運動公園へ移植しております、そういうことから、解体撤去は近いんかなというふうな気がしとったんですが、それが教育長の報告ですと、社会教育委員の意見を聞いて図面の作成、模型の作成等の記録保存方法を検討というふうに報告があります。公民館を中心とした行事や合併後の駐車場問題を考えたときに、跡地利用はもう決まってんではないかという、私は気がしとんです。ふだんの教育長にしたら、奥歯に物のはさがったような報告で教育長らしくない。これは解体撤去前のサインかなという気もするんですが、その辺についてこれはっきりおっしゃったらどうかということで一般質問にとりあげさせてもらいました。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(中村勝行議員) 市長。            〔市長 立岡脩二君 登壇〕 ◎市長(立岡脩二君) 18番議員さんのご質問についてお答えをしたいと思います。 第1の行財政についての取り組みが意気込みだけになってはいないか。委員会軽視があるのではということでございます。客観的に見ていただいて、意気込みが感じられないということであれば反省をいたして、今後の取り組みにさらに情熱を込めてやっていきたいというように思います。 ご指摘の裳掛診療所の件については、担当部長の方からお答えをいたします。 移動市長室についての問題はないかと、住民の声をどう反映していくのかということでございますが、前に回答いたしましたように、いろいろ問題点もあります。順次改善をしてまいりたいと、そのように思っているところでございます。ただ、私がお話をしたものを私自身が最後までフォローするということの必要なものとそうでないものともありますので、市長が何をしたんならと言われた部分につきましては、個々に話の内容についてご質問があればお答えをしたいと、そのように思います。 3番目の合併元年なのに覇気が伝わってこないということでございますけれども、これも一番のご質問のとおり、覇気が伝わっていないというようにお感じであれば、さらに情熱を持って対処していきたいというように思っております。 監査委員さんからのいろいろなご指摘がありました中で、入札につきましては現職員の体制を勘案しながら、順次改善していくものがあれば改善をしていきたいというように思っているところでございます。職員の業務改善に関する意見はどういう形で取り上げられているかということにつきましては、かつて不祥事がございましたけれども、その反省として課の会議をきちんとやる、そこで問題点があれば幹部会で、それを持って上がってくると、部で解決する、できるものについては部の中で解決をすればいいわけですが、全庁的なことであれば、幹部会でそういう問題点を出してもらうということでございます。 4番目の例規専門職員を任用してというお話でございますけれども、これにつきましても例規審議会等が現在そういうチェック機能を果たす組織はありませんので、それをぜひ、旧邑久町時代はやっておりましたが、それを復活させようということで対応してまいりたいというように思っております。 私がいつその議案をもらったのかということにつきましては、私失念をしておりますので、日にちは申し上げられませんけれども、大方の説明は受けているつもりでございます。一字一句につきましては、私は見ておりません。問題点だけについて、聞くようにしているところでございますし、当然その議案で刷り上がってくる前に、もうそういう話をしておりますから、そういう意味では後は事務的なお仕事でございますから、問題点については前もって聞いております。 それから、旧邑久中学校の講堂につきましては、いずれにしましても私も邑久中学校の出身でございまして、ある意味で思いがたくさん、思い出が深い講堂でございます。何らかのシンボル的なものについてのうまい処理ができればいいなあと。ただ、跡地については前々から担当の方から話がありました駐車場の復調というようなことが妥当ではないかなというように思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(中村勝行議員) 教育長。            〔教育長 小林一征君 登壇〕 ◎教育長(小林一征君) それでは、18番議員さんの市長以下執行部の行政運営に対する姿勢について、その3の合併元年なのに覇気が伝わってこないというご質問と、大きな2番の旧邑久中学校講堂の今後について、この2点についてお答えをいたしたいと思います。 まず、最初の覇気が伝わってこないということにつきましてですが、してみせて、言ってきかせてやらせてみて、褒めてやらねば人は動かじと、昔の軍人さんではありますけれども、言っておられますが、私も同感であります。したがいまして、我々教育委員会の職員の覇気が伝わってこないというように感じられておられるということにつきましては、私の責任でありまして、今後私の行動の処し方には十分注意をしていきたいというように思っております。例に挙げられましたアスベスト問題につきましては、対応が遅いという感は否めないというように思いますけれども、我々は文部科学省あるいは県の指導に従いまして、前にもお答えをいたしましたように、市長部局の方針と合わせるとともに、周りの市町村との情報交換等を進めてやってきておりますので、その点ご理解を賜りたいと。現在も粛々とその対応をやっておりますので、ご理解をいただきたいというように思います。 それから次に、2番目の旧邑久中学校の講堂の今後につきましてですが、先ほど市長の方の答弁もございましたが、昭和8年の旧高等小学校時代の建物で、大正期の建物の名残を残したものでございます。何らかの形で記録保存もしなければいけない。また、非常にあの講堂については、思いのこもった方々がたくさんおられると。そこらあたりの意見も聞きながら進めていかなければいけないというようなことで、行政報告のときにあのような報告をさせていただいたわけであります。 ご指摘のバベの木でありますけれども、結局バベの木なんかが邪魔をして駐車スペースが非常に少なくなったということと、お見かけのとおりもう玄関は腐食して白アリでやられまして、腐食して、いつひっくり返るかわからないと。それと同時に、あの講堂全体の下回りも痛んでおりますし、白アリにやられております。したがいまして、あれは保存修理をするというような価値がなくなっておるというようなことでございまして、行く行く撤去をしなければいけない、非常に危険なものでございます。できるだけ作業を急いでやりたい。今後につきましては、市長が申しましたように、非常に駐車場が手狭になってきておりますので、駐車場として活用をしたいというように思っておりますので、ご理解をいただきたいというように思います。 以上です。 ○議長(中村勝行議員) 病院事業部長。            〔病院事業部長 俵 作久雄君 登壇〕 ◎病院事業部長(俵作久雄君) それでは、18番議員さんの1の委員会の軽視があるのではということでの裳掛診療所の人事の対応についてのご質問でございます。決して委員会の軽視ではございません。そして、その3月議会のときに、今委員さんがおっしゃられましたようなことでご指摘がございまして、早々に裳掛診療所の職員と私で裳掛出張所の協力体制の応援に行こうというところでもお話はさせていただきました。ところが、急なことではなかなか進みませなんで、実際的には6月にもちょうど月、金の診療体制が変わるというところの情報が5月末にございましたもので、再度裳掛診療所の方へも出向いて、6月からの診療については、現在6月の初めから週1回で裳掛出張所との協力応援をさせていただいて、あちらの支所長の方との連絡を取りながら応援に出向いているのが現状でございます。 以上でございます。 ○議長(中村勝行議員) 木下議員。            〔18番 木下哲夫議員 登壇〕 ◆18番(木下哲夫議員) じゃあ、もう診療所のことから部長、それから東原助役も市長も、それから増本助役も常任委員会の席にはおったんじゃからな。だから、4月には辞令の発令のええ時期じゃから、そういうにしましょうと。それから、これ私が言よんじゃないですよ。民生の常任委員会でたまたま経営しとられるドクターで、議員だった竹内先生ですよ、竹内先生がわしじゃったら、そんな人の使い方はせんよと言うたときに、私も含めて旧邑久町の出身の議員は目からウロコじゃと言うたんですから。私は記憶がある。だから、きちっとやってほしいということをお願いしとっても、ここへあるんですが、これは私が裳掛の出張所長にてごをしてもろうとんはいつ来とんならというて言うたら、控えがねえ言うから、控えがねえ言うたらおかしいじゃねえかというて言うたら、記憶からひっぱり出したというのがここへあるんです。6月9日に2時間、16日に2時間、23日に2時間、7月7日に2時間半、7月14日に2時間半、7月21日に1時間と45分、7月26日に1時間と45分、8月10日に8時半から5時15分、これ私が6月から8月10日までの、これは応援に来てもろうたものということは、やはりきちっと幾ら大きなことを言うても足元ができてない。ということで、これやってくださいよ、きちっと。辞令出して。今は月曜日と金曜日ですからね、実際に勤務しよんが。職員にも気の毒でしょうが。火、水、木、3日間。私、そう思いますよ。これに対して反論があったら言うてください。これは世間通りませんよ、こんなことを言よったら。会社だったらとおにパートに切りかえとるわ、パートの事務員さんにということです。答弁がありますか。答弁だれもしてくれんのですか。 ○議長(中村勝行議員) だれが答弁する。            (18番木下哲夫議員「ほうっとくんですか」と呼ぶ) ○議長(中村勝行議員) 時間をとめてください。答弁する人を決めて。            (18番木下哲夫議員「やるならやる」と呼ぶ) 人事、相談してください。人事問題でこれ。 しばらく休憩します。            午後3時58分 休憩            午後4時5分 再開 ○議長(中村勝行議員) 再開いたします。 答弁をお願いします。 総務部長。            〔総務部長 佐藤伸一君 登壇〕 ◎総務部長(佐藤伸一君) それでは、私のほうからお答えをさせていただきます。 先ほどご質問の裳掛診療所の職員の兼務の関係でございますけれども、3月の委員会等でのご意見ということで、一応内部での協力体制ということで、今までは進めてまいっております。ただ、議員さんおっしゃるように、余りはっきりしないということもございますので、一応兼務辞令を発令したいというふうに考えております。ただ、その勤務実態といいますか、勤務内容につきましては今後病院事業部とよく調整をして、何日行かすかというのは調整を図っていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中村勝行議員) 木下議員。            〔18番 木下哲夫議員 登壇〕 ◆18番(木下哲夫議員) それを総務部長、総務部長は民生ですから、常任委員会のあれじゃないから、その辺が伝わってなかったかもわからんけど、普通ならすぐやるんですよ、普通なら。だれが考えたって週5日勤務で、月曜日と金曜日の勤務でというのはおかしいですよ、あれは。それから、私もあの件はどねえなっとんならというて6月に言うとんですから、それをきょうまでほうとった。ちなみに、聞かまあか、時間がないから。よう気をつけてやってくださいよ、本当に。皆本気なんじゃから、それから市長に一言、これも答弁要りませんけどね、市長、いわゆる行政のスピードアップとかというていうたら、目に見えるとこでやはり約束したことはきちっとやってください。私がそれが市長の信用にもつながると思いますよ。その件について、また後から後ほど、きょう言いますけど、それも大事なことです。 それから、2つ目の移動市長室なんですが、ここへ議事録いただいとんです。移動市長室の関係でね。それで、責任体制が総務部長が移動市長室のことをきょう答弁しよったけど、これ普通なら広報広聴でしょう。ほうしたら、企画部長じゃないかと思う、担当は。それから、急に始めたというのもあるから、内部でどういうふうにするかということです。それから、市長は先ほど私の責任で返事ができるやつはしておりますよと言うんじゃけど、これ実際この議事録、こういう議事録というのはどっか報告を求めとんですか。こういう市長がお話をした。それから、長船の場合は市長はちょっと福祉の関係で難しいからというのもあったんかもわからん。子育て支援課長と、それからほかの課長も同席して会議やっとるわね。それから、問題ようけありますよ、これを精査したら。1人大体30分というのに、裳掛あたりは1人2時間半も3時間も使ってやるというのは、これは何かルールをつくらなんだら。私はそう思います。 それから、内容、細かいところに関してはあれですけど、財政に関したら、これうそか、うそじゃろうと思うたんですが、財政が厳しい、22億円の借金がある、これは220億円ぐらいの起債の関係かなという、よう知っとられるのは、これひとつゼロが足らなんだかな思うんですけど、そういう質問もあったり、財政に関する質問いろいろあります。だから、皆心配してこられとんかなというのがあるんですが、中にちょっと市長の答弁が、議会に対する答弁よりもちょっと簡単に言われて、誤解を招く部分があるんじゃないかな。一回文書で読まれ、持ってますからね、担当が。だから、読んでみてくださいよ、おかしいとこはようけありますよ。これ議会だったら延々と続きますよ。たまたま市民の方だからやめてますけどね。だから、私でもこういう答弁せんなあという箇所もあります、やはり。だから、一たんそういう移動市長室せられたら、その後検証してください。そうでなかったら、ただ一月に一遍市民の声を聞く、それは聞こえはいいですよ、8月の何日でしたか、新聞へ出た、牛窓の支所できのう移動市長室、山陽新聞へ大きく出たから、出た日にすぐ行きました、私。そしたら、実際は1人だと。その1人の背中をばちっと写真移せば大きく報道もしてもらえると。だから、パフォーマンスになっていく、中身がなかったらいかんということで、一般質問に取り上げさせていただきました。そういうことで、内部でもう少し精査をして、本当にいいもんなら続けていく。そして、本当に市民に対する答弁なら事前にこういう問題なら、だれを同席さそうということ。それから、市長、言うとるですよ、こん中で。すぐに職員行かせますというて、私も検証したんです。職員来たか、いや来てない。じゃから、中途半端になっとんですよ。私も裏をとっとりますから、それに関してどうぞ。 ○議長(中村勝行議員) 市長。 ◎市長(立岡脩二君) 市長室につきましては、確かに準備不足もあったと思いますけれども、やはり第1回目をやりまして、第2回目はこうしようぜと改善をいたしました。第3回目は、1回、2回の改善点ということで、今度はテーマごとに移動市長室をテーマを決めてやろうと。それから、ご質問先にいただいてますから、それはそれなりに皆担当の必要なものについては、担当課長なり担当の部署のが出てきてお答えをしておりますし、先ほど1週間で返事さすという話については、すぐ電話が入って……。 道路の買収については、それはもう建設部ですから、建設部に振って、それに対応するようにというように私は申しておりますが。それはもうそこから先は、私が一々それについてのスケジュールを立ててやるということにはならないわけです。 以上でよろしいですか。よろしいですか。 ○議長(中村勝行議員) 木下議員。            〔18番 木下哲夫議員 登壇〕 ◆18番(木下哲夫議員) 一々せじゃから、もう言よったら内部で波風立ちますよ、私実際に虫明の道路の買収の件は、何のたれべえさんが協力してもらえんけど、ほんなら話はできるんですかと言うたら、2回目ですよ、8月。2回目の市長室、裳掛の出張所で。そしたら、ある方が、役員さんが道路の買収して、あの地権者の方、了解をいただけますかというて言うたら、いただけると、本当なんですねというて市長が言うたら、本当です、ほんなら行かせますと、こう言うて市長が言うとんです。そしたら、今野崎君のとこへ、ここ言よったら長うなるから、そじゃからしっかりやってくださいよ、検証を、間違いのないように。それから、答弁も、言うたらあれですけど、きちっとした答弁をせなんだら、言いましょうか。裳掛の関係で、消防のことが出たと思うんです。消防の救急体制が間に合わんと、救急体制が間に合わんと。そのときに市長が備前の市長と話をすると。じゃから、長船町に分駐があるわけですから、消防は、消防は分駐がありますから、備前市の畠田と、畠田の関係を備前の市長と話をすると。それから、布浜に対しては備前から来てもらうと。言うとんじゃないですか。            (市長立岡脩二君「ええ、してますよ、そういう話は」と呼ぶ) その話はしとるでしょう。            (市長立岡脩二君「してますよ、市長ともしてます」と呼ぶ) じゃから、できますか。            (市長立岡脩二君「市長ともしてますよ」と呼ぶ) できますかという……            (市長立岡脩二君「できますじゃなくって、話をしてます」と呼ぶ) 話はだれでもするんですよ。ですから……。 ○議長(中村勝行議員) 質問をしてください。答弁は答弁でいただきます。 ◆18番(木下哲夫議員) ここへ議事録がありますから言います。備前市の新庄は瀬戸内市消防、瀬戸内市布浜については東備消防が出動するように話をするということですが、これは私は、それは希望です、希望だと思います。消防の管轄が違うんですから、これはこう言ったら、話をしてもできませんよ、これは。だから、その辺を私が言うのは、答弁はやはり責任ある答弁してくださいというのがそういうことなんです。だから、検証してください。 ○議長(中村勝行議員) 市長。 ◎市長(立岡脩二君) この話は今に始まったことじゃないんです。もう数年前から備前の市長からの申し入れもありました、消防長とも話をして、今の段階では無理だなあというようなことになっております。新しく市長は西岡さんになりまして、この話をお互いに人命にかかわることであれば協力しようやあと。ただ、それを具体的にどうするかはまだこれから事務的な話ですから、そこまではいっておりません。 ○議長(中村勝行議員) 木下議員。            〔18番 木下哲夫議員 登壇〕 ◆18番(木下哲夫議員) 議員の使命ですから、批判と監視は。もう、そじゃけど、ただこういう議事録はやはりきちっと手元へ置いて検証をお願いしますと言うとんです。そじゃから、きちっと先ほどの話、変わりますけど、市長は担当へ振ったと言うんなら、産業建設部長は布浜の扇から上に上がる愛生道、あの道に対する地権者に対しても話を行かせますと、職員を。市長は言うて帰っとんですから、市長から部長にこういう返事をしとるけえ、だれだれさんのとこへ行ってくれえと言いましたか。 ○議長(中村勝行議員) 市長。 ◎市長(立岡脩二君) 帰りまして、明くる日に担当課長に、部長は多分連絡が取れなかったんで、担当課長に申し上げており、それについては行くように指示をしております。 ○議長(中村勝行議員) 木下議員。            〔18番 木下哲夫議員 登壇〕 ◆18番(木下哲夫議員) 市長、細かく言よったらあれですから、よく検証をしてください、検証を。これは内部の恥のことを言ようるようなもんですよ。課長に言うとんのに課長が行ってねえということになるが。だから、それを私が言うのは、市長がやはり職員をかばうという気持ちがなかったら、幾ら旗を振ってもだめですよ、それは。 ○議長(中村勝行議員) 市長。
    ◎市長(立岡脩二君) かばうということじゃなくって、事実を申し上げておる。 ○議長(中村勝行議員) 木下議員。            〔18番 木下哲夫議員 登壇〕 ◆18番(木下哲夫議員) 言うてみて、させて、何やら言ったな。山本五十六の言葉じゃけど、やはりそれをそっくり市長にお言葉をお返しして、次へ進めます。そういうことであります。 それから、アスベストの関係、それから入札の関係ですよね。市長、これは監査委員に関与、本当に厳しいあれです。普通の神経なら市長やっとりませんよ、あれ。市長がいつまでも続けてられんようなあれですわ。 それから、さっき言うのを忘れてましたけど、移動市長室の中の文言の中に、議員は住民代表だからあれやこれやと何でも言うてくるということですから、議員が余りあれもせえ、これもせえというのは、財政が破綻した元凶かなという気もいたすんですが、職員がやはり頑張る、そのためには市長がお手本を示すということで、今回の条例改正も提案なさっとんだと思うんですが、それだけじゃないんですよ、このごろは。市長は4万人の市民の、家で言うたらおやじですわね、それからお手本にならにゃいかんし、言うたら人に後ろ指を指されんように、批判を受けんように、議員はそうでなくても批判するんですから、議員から批判を受けんようにということで、もう市長がかりかりし出したから、私もかりかりするんですが、先日の11日の投票の開票がありましたね。それはメディアが岡山2区、注目の選挙区ですからどんと入っとった。ほしたら、ひょこっと市長が映っとると、市長が映っとるということですから、誤解のないような行動をぜひお願いしたい。私は、また市長手を挙げて答弁されるでしょうが、市長ですから、ぜひ市民の代表としての態度をとっていただきたい。これは家へ帰ったらステテコでもランニングでもよろしいよ。ただ、市長という肩書きはついてまいりますから、やはり6月の議会でも市長と議論したんですが、なるべく波風の立たんように、今議会、異常ですよ、市長。何もわかってないでしょう。私じゃったら異常だと思いますよ。20人の議員が一般質問するんですから。これは市長に言わせたら、議会の議員が活発に一般質問すると言いましょう、そしたら私は逆に異常ですよ。だから、見解の相違ですから、見解の相違ですから、あなたと私は一緒にならんでしょうけど、だからよく考えての行動をお願いしたい。そういうことが職員の覇気につながるんですから。 ○議長(中村勝行議員) 市長。 ◎市長(立岡脩二君) さきの選挙で、私が事務所へ行ってて、それがテレビに映ったと。それは行っておりますから映るのは当然です。私は政治生命をかけて行ってるわけですから。だから、それについては次回の選挙のときに市民の皆さんが判断してくださるんでしょう。市長は特別職ですから、政治的な行動もいたします。 ○議長(中村勝行議員) 木下議員。            〔18番 木下哲夫議員 登壇〕 ◆18番(木下哲夫議員) 私は大勢の方から批判を受けんように、それ実際に批判を受けるんですよ、市長、はっきり言うて。あなたの感覚が間違うとる。私の物差しともう絶対合わない。だから、いやいやだけど心して、市長なんですからやってくださいよ、本当に職員がかわいそうですよ。何にもわかっとらん。それで、何を言ようんで。 それから、例規の関係なんですが、これも市長にさっき言うた、自分で提案するんですから、議案は。どうこう言いながらも、市長が職員に振っても自分で提案するということには変わりないです。だから、私が言うのに間違いがあったらいけませんよ。特に行政は例規をもとに行政を毎日やっとるわけなんですから、瀬戸内市の事務決裁規程というのがありますが、この訓令は決裁責任の所在を明確にするということからあるわけですが、その中に議会及び議案に関することの決裁者は、これは市長ということになるということは、恥ずかしいことなんですよ、議案書、差しかえは。ですから、私が言うのはきょうのトップバッターでいろいろこういうこともやったらというようなご提案もあったんですが、私が提案しよんのは、そういう恥ずかしいことのないように、やはりきちっと例規審議会なり、それから再任用でもよろしいわ。職員さんのきちっとした方を、行政にたけとる人にお願いして、出される議案が間違いのないように、そうせなんだら瀬戸内市の議員としてしょっちゅう差しかえがありましょう、しょっちゅう差しかえが。それ何とも思わんだったらよろしいよ。これ何とも思わんから差しかえをしよんじゃと思うんですよ。それから、何とも思わんから、市長のような答弁が出るんだと思いますよ。 ○議長(中村勝行議員) 市長。 ◎市長(立岡脩二君) 何とも思って差しかえをしてるわけじゃありません。大変申しわけないと思って差しかえをしてるわけです。 ○議長(中村勝行議員) 木下議員。            〔18番 木下哲夫議員 登壇〕 ◆18番(木下哲夫議員) それはそうでしょうな、それは恥ずかしいことですよ、本当に。だけど、それがたび重なったらもうマンネリ化して、ああまたかと、こういうことになるんです、またかと。これは事務屋として、職員もそれはいろんなことで忙しいんかもわからんけど、だけどそういうのを、大体私に言わせたら議員に言われるということ自体が恥ずかしいと思う。 ○議長(中村勝行議員) 市長。 ◎市長(立岡脩二君) 全くそのとおりでございます。 ○議長(中村勝行議員) 木下議員。            〔18番 木下哲夫議員 登壇〕 ◆18番(木下哲夫議員) それが市長、よくおわかりなら、やはりきちっとそういうふうな恥をかかない体制をぜひとっていただきたい。 それから、それとまずだれしも自分の行っとる行為というのは、それは正当化もしたがるし、私も一緒ですよ。私、自分のやっとるのは人から見たらおかしいなと思うことも平気でやってるかもわからん。ただ、先ほども申しましたように、市長はお手本なんですから、行財政改革にしても、先ほどの入札にしても、市長が決断せなんだらできないという部分が、大統領制といいますか、議会制民主主義の中で首長としての使命なんですから、あらゆる批判に耐え、そしていろいろ意見もあります。市長は話があっちゃこっちゃすんですが、移動市長室の中で、10分あったらよろしい。移動市長室の中で、リーダーというものは、それはつらいもんだと。強引にやれば独裁者じゃと言われると。それから、相談ばっかりしよったら優柔不断じゃと、ぐずぐずしてよう決めんのじゃと言われるんじゃけど、やはりカラーを出していただきたいんと、それからお二人の助役、そこへおられますが、お二人の助役をそのときも私は例規の関係でたしか言うたと思う。お二人の助役を据えるときに、例規の関係でこのままじゃお二人の助役はできませんよと。だから、私は座っとった。そのときも問題があった。しょっちゅうあるんですから。それで、お二人の助役をそのときに提案したときに、理由が合併元年、重要課題が山積しとる。行政のスピードアップを図る。県からのパイプもいただくという意気込みだったでしょう。だから、僕はそういうことを心配しよん。 それから、例規の関係はそのときも間違うとる。6月にその例規は改正した。今回でしょう。それから、言わせてもらえれば、今回農業委員会の報酬の改定があるわね。これは委員会でやりますけど。これにしても6月には農業委員を9、8、8にするというていう議案が上がったんです。普通ならこれはセットですよ。普通ならセット、だれもそれ気がつかん。そういうことを議員に言わすなと言われる、議員に。そういうことに関してどうですか。 ○議長(中村勝行議員) 市長。 ◎市長(立岡脩二君) そういうことで、大変我々としては恥ずかしいことである。ですから、先ほどお答えをいたしましたように、今後は例規審議会つくって、ミスのないようにしていくというお答えをしておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(中村勝行議員) 木下議員。            〔18番 木下哲夫議員 登壇〕 ◆18番(木下哲夫議員) いろいろと問題が山積いたしておりますんで、ぜひ市長にはお体にご自愛くださいまして、山積する諸問題に誠心誠意頑張っていただきますように、これで終わります。 ○議長(中村勝行議員) 以上で木下議員の質問、終わりました。 以上で本日予定しておりました発言順序1番から7番までの一般質問は終了いたしました。 明日、15日午前10時から引き続き発言順序8番から14番までの予定で一般質問を行います。 それでは、本日はこれをもちまして散会といたします。 皆さんご苦労さまでした。            午後4時29分 散会...